検索
発売スケジュール
- 2017/01/12
-
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期
- 2017/01/19
-
蒼き革命のヴァルキュリア
花朧 ~戦国伝乱奇~
- 2017/03/30
-
DYNAMIC CHORD feat.KYOHSO V edition
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchゲームレビューサイト。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2022/11/13更新 (2022/11/12投稿分まで掲載)
-
オーディンスフィア レイヴスラシル
三國志12 with パワーアップキット
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
オーディンスフィア レイヴスラシル
三國志12 with パワーアップキット
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
KILLZONE: MERCENARY(キルゾーン マーセナリー)
忍道2 散華
- 2020/03/06更新 (2020/03/05投稿分まで掲載)
-
信長の野望・天翔記 with パワーアップキット HD Version
真・ガンダム無双
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
- 2019/07/13更新 (2019/07/12投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 空の軌跡 SC Evolution
- 2019/06/06更新 (2019/06/05投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution
- 2019/05/27更新 (2019/05/26投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
- 2019/04/25更新 (2019/04/24投稿分まで掲載)
-
ホットライン マイアミ Collected Edition
- 2019/04/19更新 (2019/04/18投稿分まで掲載)
-
ザンキゼロ
- 2019/04/14更新 (2019/04/13投稿分まで掲載)
-
戦国無双 Chronicle 3
- 2019/03/22更新 (2019/03/21投稿分まで掲載)
-
聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-
龍が如く0 基本無料アプリ
- 2019/03/18更新 (2019/03/17投稿分まで掲載)
-
不思議の幻想郷TOD -RELOADED-
- 2019/03/02:レビュー募集を開始しました!
-
ノラと皇女と野良猫ハート 2
- 2019/02/22:レビュー募集を開始しました!
-
添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~
かりぐらし恋愛
- 2019/02/15:レビュー募集を開始しました!
-
キャサリン・フルボディ
金色のコルダ オクターヴ
- 2019/02/05:レビュー募集を開始しました!
-
ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~
- 2019/01/24:レビュー募集を開始しました!
-
スキとスキとでサンカク恋愛
- 2019/01/22更新 (2019/01/21投稿分まで掲載)
-
VA-11 Hall-A (ヴァルハラ)
- 2019/01/07更新 (2019/01/06投稿分まで掲載)
-
バレットガールズ2
GOOD!
熱中度および満足度5
友情をメインテーマとして、コメディ、恋愛、感動を絶妙にブレンドしたストーリー
<ストーリー(全体)>
全寮制高校を舞台に、リトルバスターズ(幼少期からの主人公ら5人グループ)に更に個性的な仲間が加わっていく様子がとても楽しく、まるで自分もその輪の中にいるような気持ちになった。
展開をどんどん引っ張っていくリーダーが別にいるので、主人公はどちらかというと受け身。
個性が際立つ仲間の中では常識的で、プレイヤーは自己投影しやすい。
どこか中性的で、男女問わず皆から好かれており、特にこの男友達との本当にくだらないやり取りが実に楽しかった。
それにしても、全寮制という閉鎖的な生活空間を感じさせない程の突き抜けた感じと、溢れ出す若いエネルギーをどこかにぶつけるかのように、あらゆる生活シーンを笑いと遊びにしてしまう姿にこちらも大いに笑ってしまう。
こんな高校生活だったら本当に楽しいだろうし、虐めなんかも存在する余地すらなし。
閉塞感とストレスに汲々としている現実社会へのアンチテーゼなのかもしれない。
そして、このドタバタ、ハチャメチャな日常に時折垣間見える相手を思いやる気持ち。
表現が難しいが、文章や言葉を用いて感動シーンを押し売るのではなく、胸にじんわりと効いてくる感じ。
しかし、最終章のリフレインに入ると、この「時折垣間見える」という部分は誤りだということに気付く。ドタバタ、ハチャメチャも全てひっくるめた日常すべてが、とてつもなく大きな友情愛に包まれているのである。
<ストーリー(恋愛要素)>
このゲームに於いて、恋愛パートはストーリー上に影響を与えない。
勿論、最終章リフレインを解放する為にすべての対象キャラクターを攻略する必要はあるが、取った行動によってメインストーリーが変化するといった要素はない。
どちらかというと、各キャラクターの背負っている背景を知る為の通り道である。
普段の騒がしくも楽しくしている様子から一転し、各キャラクターが持つ背景の内容はかなりシリアスで内面的に訴えるものが多く、このギャップが個人的にはとても良かった。
<グラフィックス>
PSVITAの鮮やかな発色能力ここにありといったところ。
高解像で描かれたキャラクターは本当にきれいで、1枚絵を眺めるだけでもかなり満足できる。
別ハードでの経験者も、本作を試してみる価値あり。
<快適さ>
まず、ロード時間が皆無。これには驚いた(ダウンロード購入だけど)。
PSP版ではUMD2枚であった本作はボリューム的にも相当あったはず。
それなのに、これ程までの超高速スキップや直観的タッチスクリーンへの軽快な反応は凄い。
ひとつ先の分岐の選択肢まで進む、逆に戻るといった機能もあっという間で、テキストコンプを目指すにはとてもありがたい。
また、セーブ可能数は驚異の200件。
結局、半分程度しか使わないで済んだ。
やっていて、ストレスとは一切無縁のシステムだった。
BAD/REQUEST
特にないが、恋愛パートと全体のストーリーにもう少し関連性があると良かったということと、一部ヒロインが途中から超急展開でスケールの大きなものとなり、正直ついていけない部分もあったこと。
まあ、これはストーリーの問題なので、ゲームとしてBADということではないけれども。
あと欲を言えば、回収できるCGの総数は121枚あるものの、何せヒロインが多いので、1人当たり10数枚となってしまう。
これでも増えたらしいけど、もっと見たいというのが正直な気持ち。
COMMENT
PSVITAを購入したら、まず最初にやると決めていた本作。
PSP使用時から評価の高い本作に興味があったが、既にPSVITAで発売されていた為、どうせやるならきれいで、快適な方でと考えていた。そして、まさに期待を上回る満足感。
これをやる為に本体買ってもよいと思えるので、未経験の方には特に勧めたい。
何というか、いわゆる恋愛ものでは味わえない充実感と、賑やかで楽しい日々が終わってしまう寂しさが同居している感じである。
大変な長文となってしまったが、本サイトのPSVITAレビューがまだ寂しい為、失礼承知で長々と綴らせていただいた。
一番申し上げたいのは、PSVITA使用者にも良質ADVゲームの進出を期待している人間がいるということ。
他のハードに比べ、ADVゲームの移植、新規開発がまだまだ少ない中で、本作をこのように期待以上の内容で世に出してくれた開発陣に、改めて感謝申し上げたい。