PS Vita mk2 - PS Vita の参加型レビューサイト

GOOD!

・ライト向け
ライト向けを謳っているだけあって、ストーリーも雰囲気も明るくてよろしい。
おどろおどろしい雰囲気の3Dダンジョンゲーも個人的に好きではあるが、現代では中々厳しいと思う。
目的地を指定した時の自動移動も便利。
NPCも濃い目の味付けがされており、好みは分かれると思うがストーリーを盛り上げるのに大変買っている。

・難易度
難易度も基本的にライト向けだが、任意のタイミングで上昇させることも下降させる事も出来る点は素晴らしい。
ゲーム開始時はノーマルでスタートし、後にイージー・ハード・ベリーハードを選択できるようになる。

・エサ
前作に当たる円卓の生徒で地獄だったエサ関連の問題が改善された。
道具屋ではエサとなるジェムが販売されているし、モンスターもかなり落とす。
また仕掛けるエサによって特定の種別の装備を狙えるのも大変良い。

BAD/REQUEST

・蘇生魔法がない
タイトルそのまま蘇生魔法がない。
ライト向けの調整をされてはいるが、何だかんだで首切り類似の即死があるし、
クリア後のダンジョンや二週目では敵の集中攻撃でいとも簡単にキャラが死んでしまう。
しかし今回は蘇生魔法がない。
蘇生アイテムはある事にはあるが、もちろん使えば消滅するし、店で売られているのは有限である。
クエストをクリアする事で貰える物や敵が落とす物もあるが、クエストの物はやはり有限であるし、敵が落とす物は運が絡んでくるため不安定となる。
魔法もアイテムもない、どうすればよいか？残念ながら拠点に戻るしか方法はない。

・デモンクロノスのほぼ必須化
デモンゲイズには浮遊魔法が存在しないため、ダメージ床を回避する目的で、ダメージ床無効のパッシブスキルを持つクロノスを常駐させることがほぼ必須となる。
またクロノスは序盤からデモンとして使役ができるため、一つ目のダンジョンからこれでもかと言うほどダメージ床が出てくる。
3体しか同時に使役できないデモンの枠を一つクロノスに占拠されているようなもので、これは非常に残念。
デモンの存在感を上げるためのスキル設定だったのかもしれないが、逆に縛られてしまう結果になっている。

・トレハン熱を冷まさせる要素
前作からエサ関連を改善してくれたことは大変ありがたい・・・が、今度はトラップ側を改悪してくれた。
トラップは一度使用すると拠点に帰るまではアイテム持ちモンスターを召還する事ができない。
しかし拠点に帰ると宿代と称して現金を宿主にふんだくられる。宿代はPTメンバーのレベルによってどんどん高くなっていく。
前作のエサといい、今作の罠といい、なぜ素直に好きなだけアイテム堀をさせてもらえないのか、甚だ疑問だ。

・BGM
BGMにボーカロイドの音声が沢山混ぜ込んであり、得意でない人には辛い。
拠点、前半雑魚戦、後半雑魚戦、デモン戦、終盤ボス戦これでもかと言うほどてんこ盛り。
同じような要素のあったセブンスドラゴン2020ではボーカロイドverかボーカロイドなしverを選択できたので、この作品でも是非そうしてほしかった。

COMMENT

ゲームとしては大変面白いです。
直接的なつながりは世界観だけですが、前作に当たる円卓の生徒をプレイしていると尚更に面白いでしょう。
次回作に期待しています。