PS Vita mk2 - PS Vita の参加型レビューサイト

GOOD!

開始時からのゲーム中の演出に関してネタばれがありますのでご了承ください。

・独創性
3Dアクション＋a
vitaのタッチ操作、背面タッチ、ジャイロ、カメラ、マイク諸々、vitaならではの遊びを最大限に入れ、且つ面倒くささを感じさせない。
導入部からプレイヤーを「巻き込んだ」演出が面白い。
ステージのギミックが妙手。やっていて飽きません。

・世界観とグラフィック
「紙」の世界を構築。カラフルで楽しい。
「紙」を剥がしたりする画面演出も○。
プレイキャラ等をデコレーション出来る。自分で素材（紙から）を創れる。

・操作性、難易度
徐々に新しい操作が解禁されていくやさしい仕様。
タッチ操作も無理がなく、楽しい「ややこしさ」。
最終盤にこそやや難しいと感じる部分はあるが、アクション、パズル共に初心者寄り。
次にすべき事をメッセージで知らせてくれるので迷うことがない。
頻繁な優秀オートセーブ。
ゲームオーバーが無く、チェックポイントも多いため、リトライにイライラしない。

・物語
詳しくは書かないが、プレイヤーと「共に」であり、「巻き込んで」の一つの冒険。
道中のキャラ、ナレーション演出等で、冒険の終わりには、じんわりと感動も。

BAD/REQUEST

・グラフィック
やや処理落ちする場面がいくつか。
「プレイヤー」を強制的にゲーム中に介入させるゲーム性故の恥ずかしさ。

・ボリューム
難易度が低く、ストーリーは短い。難易度変更などはない模様。やりこみ要素はあるものの、モードはストーリーのみ。
アクションにようやく歯ごたえを感じた途端に終わりになってしまうのは惜しい。

・操作性
背面タッチ操作（長押し）はやや難しい。最後まで慣れなかった。

COMMENT

vitaの良心。
タッチ、モーションセンサーを上手く昇華させた一本。

公式なんかをパッと見ただけだとピンとこない画と要領を得ないゲーム性が合わさって、なんとも手をつけづらいのですが、間違いなく良作。

ボリューム不足は結構大きく、クリア後にもう一度、とは思わない「物語」なので、そこは残念も、一通りクリアまでは充実した時間を過ごせました。