ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
中央値: 75 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 12.7 (難易度) 3.08 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
79pt
GOOD!
【ストーリー】
いつもの日本一のゆるいハートフルストーリーかと思ったら、
わりと濃い目のダークファンタジーで良い意味で裏切られました。
完全な善人がいないように、完全な悪人はいない。
登場キャラは皆等しく傲慢で、身勝手で、罪深くて愚かです。
色々えぐいけど、根底には優しさや愛情を感じるお話でした。
【多人数PT】
最大15人+αのごちゃごちゃバトルが楽しい。
一人ずつ名前、性格、タイプ、スキルなど設定できるので、
思い入れがあってキャラを育てるのが楽しい。
【探索が楽しい】
壁を壊し、落とし穴に落ち、地図を埋めるだけで楽しい。
【ルカがかわいい】
色々あったけどまあいいかと思いました。
BAD/REQUEST
【全体攻撃がきつい】
多人数PTの弊害で、全体攻撃されると戦闘のテンポが著しく悪くなります。
中盤から結構な頻度で起きるので、できればダメージは一括表示にして欲しかった。
【表現がきつい】
良くも悪くも直接的で描写がリアルすぎるので、苦手な人は苦手かもしれません。
だからこそ独特な雰囲気が出てるので難しいところではありますが。
【ラスボスがきつい】
ノーヒントで突っ込んで心が折れかけました。
無理ゲーじゃねーかとすら思いました。
今時珍しい、硬派なゲームです。
COMMENT
良くも悪くも独特の雰囲気があるゲームです。
独自のシステムが多いですが、チュートリアルがわかりやすいので、
初心者でもすんなり入っていけると思います。
裏ボス撃破や周回要素もあるのでじっくりやりこめます。
一味変わったRPGがやりたいならお勧めです。
Amazonレビュー
レビュー者: 無名 レビュー日: 2017-06-24ストーリーに引き込まれ、書き込まれた迷宮は美しく無駄が無い広さ、戦闘も面白く、BGMもよい。センスが光る作品。
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GOOD!
あれだけ出荷数が少なかった新規作とは思えないくらい丁寧に作られています。絵、音楽、戦闘、シナリオ、システムが、ちゃんと「ゲーム」として高いレベルでまとまっています。
◆音楽
タイトルからオープニングで十分魅力は伝わるのではないでしょうか。耳に凄く残ります。しかも世界ごとに音楽は変わり、終盤の盛り上がっていく様は素晴らしいです。
◆バランス
最近のRPGに比べると難しめ。しっかりダンジョンRPGしています。最終的に10万を超えるダメージを出せますが、それでも最後まできわどいバランスを保てているのが素晴らしい。
緊張感はありますが、クリアまでは魂移し(転生のようなもの)をしなくても余裕でいけます。クリア後のダンジョンはさすがに魂移ししないと辛いですが、Lvはサクサク上がるので問題ありません。
◆カヴン
購入前に40人PTと聞いていたので「どういうことなの!?」と感じていましたが、プレイしてみるとすんなり入っていけます。
普通のRPGだと3~5人で1PTと言う感じですが、このゲームは5チームで1PTです。戦闘には1チーム最大3人出せます。何人出せるかは結魂書で決まります。また配置場所によって色んな強化が付いています。さらに魔道士キャラでも直接魔法は覚えず、この結魂書で決まります。戦闘に参加しない5x5人はチームで参加している人の能力に+/-されるというイメージ。
戦闘での入力はチーム単位なので5回です。全員攻撃させるショートカットもあります。魔法はチーム単位でしか使えません。コレが結構奥深く、属性をまとめるか分散するか、人数か強化か魔法かと頭を悩ませるのが楽しいです。
◆シナリオ
世界観はまさに西洋の魔女と言う感じで最初からグイグイ引き込まれます。そして何ら関係ないと思っていた色んなものが、すべて伏線として最後に回収されていくのはお見事。おそらく無駄なものは無かったんじゃないでしょうか。転結では、いい意味でプレイヤーを裏切っていきます。エンディングも例外ではありません。
◆クリア後
普通にクリアすると強制的に2周目になるのですが、条件を満たせば続きがあり、そこにもきちんとシナリオがあります。しかもオマケ程度でなく結構なボリューム。魂移ししてないとクリア後のボスは絶望できますが、していてもラスボスは本当に強いです。
ただ、普通にクリアしたときしか見れない絵がありますし、ラスボス直前のセーブがあればそこからでも条件を満たせますので、最初は普通にクリアするのがオススメ。
クリア後のエンディングでは衝撃の事実と、あの人のロリコン疑惑の真偽が明らかに!
◆部位破壊
お互いに部位破壊が存在します。クリティカルを出したときに低確率で起こるのですが、頭を飛ばされると即死。クリティカル率や被クリティカル率、運などのパラメータが重要になってきます。これが独特の緊張感を生み出していて、負けたと思ったボス戦での大逆転にも繋がったり。
ただ、ボスクラスは部位破壊しても「特定技を使わなくなる」「能力が大きくダウン」という感じでもないのは残念(大ダメージは出ます)
◆二つ名
本作は素材を集めるタイプではなく、箱や敵が装備を落とします。二つ名と呼ばれる「○○な+装備名」のような接頭語付きもあり、未鑑定品など結構能力の増減があります。
これで一喜一憂するのがハクスラの楽しみですが、ここにトレードオフが。マナを多く集めるとドロップ率と質が良くなるのですが(突入時は0%)、敵にも二つ名を持つものが出現するようになります。敵の能力アップは洒落にならないくらい強化されるので、弱い全体攻撃を持つザコに攻撃力UPの二つ名が付くと一瞬で全滅も。気が抜けません。
BAD/REQUEST
◆人を選ぶシーン
ダークでエログロ。当然絵は無く文字だけの短いものですが苦手な人はご注意を。結構酷いです。私はこれが本作の味だと思っているのですが、苦手な人は苦手だと思うのでBadに。ぼかして例を挙げますと
ダーク例:子供を理由無く殴る、動物を瀕死にする、突き落とす、助けを求めた人の人生を潰そうとする
エロ例:舐められて…、スカートに手を…、胸ばかり…、人気の無い所で…
グロ例:命乞いも生きたまま食…、足を潰されてからなぶり殺…、目をえぐられ両手足を…、生きたまま手足を千切…、もう殺してと叫ぶが…、嘔吐
すべてフルボイスです。
◆死に覚えゲー
これも私は好きですが、多数の人にはBadになるのではとこちらに。
穴に落ちると1Fで最大HP半分?ダメージ、複数落ちると全滅です。ドアを開けたら床がない!ということも。落ちないと行けない所もあります。
壁破壊を覚えたあたりで適当に壁を壊すと終盤のザコに遭遇します。
最奥でもないのに前触れなくクリア後突入条件のボスが出たり。巨大ペコロに皆さん食べられたんじゃないでしょうか(遭遇したら魚以外大体全滅)
イベントは調べる前に脱出口2つ作ってセーブするのをオススメします。
◆悪女
この主人公に感情移入できる人は居ないんじゃないでしょうか。ディスガイアでは怖いことを言っても結果ギャグになる、みたいな軽さがありますが、本作はそんなものありません。一応、終盤に意味が分かりますが、そこまでずっと「いったい何なの?」という気持ちが続きます。
◆バッドエンド
普通に進めていると、突然バッドエンドが始まりセーブ画面に行くところが複数あります。選択ミス?カルマ貯めすぎ?とか色々考えたのですが回避できず、しょうがないから2周目かなとロードしたら続きが始まりました。何の警告もなく普通にクリアデータのセーブみたいな感じなので混乱しました。何か説明を出して欲しかったです。
◆陣形
カブンの前衛後衛の並び方で魔法が+70%になったり攻撃+20%になったりで重要なのですが、陣形の一覧が戦闘中しか見れません。配置は移動中にするので不便です。
COMMENT
Ver.1.02でプレイ。世界樹やメガテンなど辛口RPG、ダンジョンRPG好きの意見です。
本編クリアまで60時間、隠しボス攻略に10時間、クリア後の攻略に20時間。めちゃくちゃ楽しめました。
かなり話題になり売れたので恐らく続編が作られると思いますが、変に丸くしてしまうとその他大勢のRPGになる危険性があると思います。ぜひ尖ったままで続編を期待します。
このゲームは面白い、本当に面白いですよ!