サガ スカーレット グレイス

発売元: スクウェア・エニックスオフィシャルサイト 発売日: 2016-12-15 価格: 7344(税込) レーティング: 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について))
タイトル概要

中央値: 77 Amazon点数: 3.9

スコアーボード

サガ スカーレット グレイスレビューチャート 標準偏差 13.85 (難易度) 2.88 mk2レビュー数 8
0%
0-9
0%
10-19
0%
20-29
0%
30-39
12.5%
40-49
12.5%
50-59
12.5%
60-69
37.5%
70-79
25%
80-89
0%
90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)
579人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 5pt 4pt 4pt 3pt 3pt
総合点
78pt

GOOD!

☆曲 ◎
近年プレイゲームの中ではピカイチ。
RPGでは戦闘時曲次第で、数段印象が変わるが、数曲共に見事に盛り上げている。
その為、長め、繰り返しの戦闘も作業感無く十分こなせる。

☆戦闘 ○
タイムライン式だが、戦略、戦術要素が強く、適当にやってると勝てないが、キャラの選択から
自分なりの勝利パターンを見出だしつつ成長、更なる組合せの模索と、様々な要素が絡んでいて
良くできている。
手に汗握る迄は無いが、技はカッコいいし、強敵に勝った感は、バッチリ味わえる。
またコマンド感を一切感じさせないのも新鮮でいい。

☆グラフィック ○
人物は若干独特ではあるが、フィールド、敵などしっかり描かれており、ロマサガである。

BAD/REQUEST

★マップ
ダンジョン的なものが無いのが寂しい。

★敵&敵レベル
印象に残る様な味のある敵が少ない。
ボスはソコソコいるが、影が薄いというか、そもそもラスボスも…。
味方が強くなると敵も強くなる。これに慣れないと途中で嫌気がさす。
イージーだから、イージーという訳ではない。
この辺は多少の好き嫌いがあるかも。

★イベント
ワクワク感が圧倒的に足りない。
選択肢は、周回を重ねるかセーブでやり直すかで大体の中身はわかるが、で?という感じが多い。
もう少しバラツキが欲しいところ。

★周回プレイ
個人的だが好きではない。主人公を変えた所で極端に異なる事はなく、二週が限界。
トロフィー含め周回プレイ前提は無しでお願いしたい。

COMMENT

想像以上に総合的な完成度は高く面白いが、ちょこちょこやるには向いていない。
多少辛めのRPGだが、在り来たりなものではない。特に戦闘システムは、プレイする度に色々な部分で工夫というかアイデアを感じられるし、中々、思った様に技を閃いてくれないところも含めて
十分にロマサガを堪能できる作品ではないかと。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(済)
アルファさん[2017-06-28 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

482人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 4pt 5pt 4pt 2pt 3pt
総合点
76pt

GOOD!

●戦闘システム
このゲームの面白さはほぼ全てがコレと言っていいほどかと。タイムラインで表示された敵味方の行動順を読んで、そのターンごとに供給されるBPを消費し、技術等を駆使して戦う。文で説明されてもなんのこっちゃ分からないでしょうがコレが非常に面白く、スルメゲーという表現が実にはまるような味わいが本当に良い。

基本戦術としては敵味方ともに行動順のラインが繋がる事で発動する「連撃」を狙っていくのがベターでこの連撃が決まった時の感覚が非常に気持ちいい。パズルゲーで連鎖を決めたときのような感覚。連撃を決めると次のターンで消費BPが減少し、高コストの攻撃が使いやすくなるというのも面白い。

もちろん従来のサガのように運動性の高いキャラでスタンを狙っていくのも良し、攻撃や防御を下げる技などを使っても良し。

発動に詠唱時間がかかるものの絶大な火力などを有する術なども過去最高に頼りになるレベルで、術士をブロック技で守って敵を一網打尽なんて戦術もとれます

またBPというシステムが奥深さを出している、BPと聞くと最初ミンサガを思い出しましたが、今作はパーティー共通で、最初は少なく陣形によってBPが毎ターン増減(基本的には毎ターンごとに1増えていくというタイプが多いです)するといった形、感覚的にはカードゲームのマナというか某ハーストーンとかシャドウバースとかのそれと似ている感じです。このシステムのお陰で強い技をひたすらブッパする従来の戦闘とは違い消費コストの安い技にもスポットが当たり、むしろ低コスト技の方が基本的には頼りになります

敵の各属性に反応して攻撃するインタラプト技やカウンターなども決まると気持ちよく、バンプ技という敵のタイムラインをずらす技を使って味方のラインに割り込ませつつ撃破して連撃を狙うなどの戦術も取れたりします。

技術なども従来のシリーズですとほぼ使わない技や上位互換のせいで陳腐化する技などがありましたが、数が絞られどの技術にもそれ相応の価値が見出せるところバランスがまた良い。ランクアップのシステムの追加によりコストの安い技を使いまくって使いやすい技を強化するか、はたまた高コストの技をランクアップさせ多少コストダウンを図り(ランクアップすると消費BPが減少します)という取捨選択もまた悩ましく楽しい

発売前問題視されていた「レディ」の演出は個人的にはこのタメがクセになります。


●イベントの数々
マップ中で頻発する数千のイベントの数々がプレイングを飽きさせない。言ってしまうと木の実食ってLP回復だの、洞窟で戦闘だけだの木っ端のような細かいイベントだらけだったりするんですが、各種細かい分岐などがあったりして楽しめます。思わぬ所で思わぬトロフィーが取れたり、ある敵が撃破できなくて各所巡って再び再戦したらイベントが多少変わって敵が弱体化していたりと、最初水増しかなと思わせておいてその実色々なルートがありそうな深みがあります。


●BGM
サガファンならお馴染みのイトケンサウンドが非常に素晴らしい。カッコ良いテンション上がる曲から雄大な曲、個人的に氏の楽曲のファンなのでこの辺でも大変に満足できました

BAD/REQUEST

●チープ感
公式ページではモンスターの数は100種類以上とありますが、大半は色違いの使い回しだったりします、また仲間キャラにも同じことが言え、60以上の仲間と言われても、そこいらのモブの色違いなどが結構いたりと素材の流用が多く目立ちます。そうした点を見ていくと、捨て技が無い絞られた技術等もモーションがあまり作れなかったのかなと感じてしまい、全体として予算不足の文字がよぎってしまいます


●快適さ
発売前からさんざ話題になっていたロード時間等は、個人的には元々ロード時間は大して気にしないタイプの人間なので、あまり気にはしませんが、やはり客観的に見ると、少し気になるレベルのローディングが「頻発」します。ロード時間というより細かく挟まるロードの方が気になるかなという気がします、あくまで個人の感想ですが。


●体力優遇
このゲーム、戦闘中HP回復手段が限られており、その為回復無しで戦うのが基本となっています。それだけに最初からHPが高いキャラが使いやすいので、体力が高めのキャラが優遇されてる感が少しあります。もちろんHPの低さを他の手段でいくらでもカバーできますし、使いやすさと強さはイコールではないのでバランス崩壊とは言いませんが、他が高いバランスでまとまってる分ちょっと気になるレベルでも引っかかりを感じてしまい、今回バッドであげさせてもらいました

COMMENT

サガシリーズは大体プレイしているファンで、今作は期待半分、不安半分といったないようでドキドキものでしたが、蓋を開けてみれば大満足のこれぞ「サガ」といえる、素晴らしい作品でした


ただそれはあくまで個人の感想で、客観的に見ると素材流用によるチープ感、決して快適とはいえないロードなどの環境面、延々と戦闘だけし続けるゲーム性、良作とは決して言えずハッキリ言って人には全くオススメ出来ません。


一見するとしょっぱいソシャゲにも見える今作ですが、その実全く正反対の方向性の代物で、かなり作り込まれている作品だと思います。昔のファミコンスーファミ時代、限られたパフォーマンスでどれだけ面白く出来るかとクリエイターがあの手この手で追求していたように、このサガスカも同様の方向性の作品だと私個人は思います


ある程度の単純なゲーム性や、シンプルに纏められた街ダンジョンなども携帯ゲーム機というプレイ環境にマッチングしていますし、仲間になるモブ勢も最初はえーと感じましたが二週目やってる今ではコレはコレで味があるなーと思えてきます、完全に贔屓目ですが。 


最小戦闘回数や○○縛りなんて遊び方も捗りそうですし、まだ見ぬレアアイテム具体的に言うと予約特典のアイスソードなんて普通にプレイしてたら結局お目にかかってないので、そうしたアイテムを手に入れる楽しみもありそうです。というか特産品とは一体…


多少のロード時間が気にならず、戦闘だけやってりゃいいというサガファンにはオススメ
それ以外の人には………チャレンジャーならどうぞ。ちなみに個人的には傑作です

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(済)
豆腐紳士さんWebサイト[2016-12-31 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: knkn レビュー日: 2016-12-16
最初サガが復活しVITAで出るとの初報を聞いた時は嬉しかったのですが、町もダンジョンも歩けないと聞き、購入は控えてたのですが、最近になってよくよく調べてみると、
イベントが数千個あり、仲間が70人以上、1キャラクリアに4、50時間、やりこめば数百時間かかり、このゲームデザインでボイスなしなのに2.5GBの大容量とのことで、これは簡素なようにみえて、「量より質を徹底追求したゲーム」なんじゃないかと思い、急遽予約購入してみました。
結果自分の直感は間違ってなかったです。

以下ウルピナで4時間プレイした上でのファーストインプレッションを箇条書きにしていきます。

※参考までに、自分はロマサガ3、サガフロ1はハマり、他はそこそこ楽しめたくらい、アンサガは10分で投げた者です。

【ゲームの流れについて】

・まず最初に、このゲームは移動できるのはワールドマップ上だけで、町やダンジョンの探索を省いたゲームです。

メインシナリオが用意された上でのフリーシナリオ形式で、
ワールドマップ上のあらゆる所にポップアップで表示される、町シンボルや敵シンボルに触れ、シンボルに触れる事で事前に表示されるイベントの内容や、敵の情報やバトルの難易度などを見てプレイヤーがそのイベントを進行するかどうか任意で選べる形式で、どう進行するもプレイヤーの自由となります。

・フリーシナリオのサガらしく、シナリオ選びや会話選択肢によりシナリオや結末が分岐するというのも開始わずか数時間でかなりの数が見れたのでシリーズの特色はしっかり引き継がれてるかと思います。

・シンボルマークの表示もちょっとした工夫があり、町が襲われればシンボルが裏返り黒くなり、大ボスが現れれば怪物が表示、雄叫びをあげたりとちょっとした演出が入ってるのも面白いです。
自分は突如森で謎のヤギが現れ、追っていくと洞窟が現れ、中を探索すると宝箱がありアイテムを入手とかありました。

【バトルシステムについて】

・バトルは敵味方の行動順のタイムライン表示と、連撃システム、
BP(パーティー全員共有の星マークの行動ポイント)を考えながら戦う高い戦略性が求められるコマンドバトルで、個人的に今作で一番面白いと思ってる部分です。

・BPは技事に何個消費されるか設定されていて、強力な技ほど当然BPの消費も多くなります。  
敵の行動を遅らせる、素早く行動する、挑発で敵の攻撃を引き寄せる、状態異常で動きを封じる、敵の属性攻撃封じてカウンターで攻撃しつつ行動を遅らせるなど技により多種多様な攻撃があり、それらを駆使していき、

「敵の行動を読み、相手の攻撃を上手く潰して先手で攻撃する」というのがバトルのコツであり、そういった戦略性を考えるのを楽しむバトルかと思います。

⚫連撃という追撃システムがあり、今作のバトルの最大の特徴かと思います。
タイムライン上で味方→敵→味方と敵を挟んでる状態でその敵を倒すと、ライン上で隣り合った味方全員が連撃に参加し、追撃が加わり、その連撃に参加した味方は次のターンのBPの消費が減るというメリットがあるので、連撃というのがバトルの最大の攻撃手段になります。敵も連撃をしてくる事があるのでその緊張感もあります。

他にも例えば、味方→味方→味方の状態で真ん中の味方がやられる事でも連撃は発生します。なのでこのような状況で、
真ん中の味方がピンチの時に、挑発属性の技で敵のヘイトを集めさせ、あえて真ん中の味方を倒させて連撃を発生させるという荒技も可能です。

また、連撃の追撃で味方に挟まれた敵を運良く倒し、さらに連撃発生という連続で連撃がおこる事もあり、その際は次のターンのBPの消費もさらに減るので上手くいけばピンチの状態から一気に形勢逆転する事も可能です。
もちろん敵にも同じ事が起こりうるので、
独自の緊張感と戦略性と幅広い戦法を取れる奥深いバトルシステムだと思いました。

・敵の種類事に弱点や耐性があり弱点つけばクリティカルになるのも戦略性の1つかと思います。  例 物質系 弱点:電 耐性:打など
一度遭遇した種類ならTIPSで確認可能です。
属性は「斬打突熱冷電」の全六属性になります。

・あと全てのバトルに導入前の事前情報に勝利報酬が得られる条件が記されていて、「連撃でとどめをさす」や「誰も戦闘不能にならず勝利する」など多種多様な条件を満たして勝利すればボーナス報酬として表示されてるアイテム入手できるというのもやりがいがあっていいです。

・バトルはLPが0にならない限り再戦可能です。バトル中にスタートボタンを押せば生き残っているメンバー全員のLPを1消費して再戦することもできます。
その際は次のバトルでは連撃のダメージが上がるというメリットがあります。
また、LPゼロにならない限り、バトル中閃いた技は再戦しても消去されません。
このあたりは長丁場のバトルの事見越してのユーザー配慮かと思います。

・バトル事にLP以外は全回復するので一戦事に全力のバトルが楽しめます。
ちなみに消費したLPは戦闘メンバーから外す事で徐々に回復し、ゼロになったらバトルを数回するか町の救護班に簡単な素材を渡せば全回復してくれます。

大まかにはこんな感じですが、まだまだ書ききれない要素が山程ありますが、キリがないのでこの辺りにしておきます。

【ロール・陣形・仲間について】

・ロールとはキャラ事の個性の能力で、
例えば主人公のウルピナなら「姫剣士」
(全威力アップ)
パートナーのモンドなら「守役」
(毒回復力アップ大・狙われやすさアップ)
などキャラ事に違った特色があります。
新しいロールを習得するためには指定された技を閃く事が条件になります。
例 失礼剣+???=「自由行動」(初期行動順アップ)など

・陣形は組んだ陣形事にBPの初期値、最大値、ターン事に増えるBPの数、ステータス、狙われやすさの補正、前衛、後衛など配置したポジション事でのボーナス補正などが主な効果です。
陣形は仲間になるキャラが所持しているので仲間を増やす事で習得できます。

このゲームは電子説明書のヘルプにガンガンやられるゲームなので安心してくださいと書かれてあるくらいなので、結構歯応えのある難易度で、
戦闘前の事前準備として、敵の情報を見つつ、
適格な装備やロールと陣形の組合せをしっかり考えるのが楽しいゲームだと思います。
歴代のサガでは一番戦略性があるかと思います。

・仲間は装備、ロール、陣形を所持しているので仲間集めに付加価値がついているのも仲間集めのモチベーションになります。

仲間の能力の差異は主にHP、最大LP、専用ロール、基礎能力、術技の初期レベル、適性、「木火土金水」五行の属性の違いかと思います。
※このゲームは成長するのはHPと術技のスキルレベルと、ロール、技習得による補正のみで
筋力知識などの基礎能力は成長しません。
(基礎能力は装備やアクセサリ-で補正可能)

なのでHPや最大LP、固有ロール、基礎能力などがどれも重要性が高く、
バトル・育成のシステムと個々の基礎能力の違いが上手いバランスで噛み合っているので、
それが仲間の個性の差異化を明確にする要因になってるかと思います。
捨てキャラが少なくプレイヤーのとる戦法によってはどのキャラにも使い道がある感じです。

【シナリオ・世界観について】

・サガなのでシナリオは深く問うべき所ではないかもしれませんが、やってみて思ったのはシナリオの進行が丁寧だなと思いました。
サガはもっと大雑把なイメージだったのですが、無駄なセリフは省きつつも心情や状況描写はしっかりしているので、シナリオ進行の目的とモチベーションはしっかりと持たしてくれる感じです。

またイベントの数は膨大ですが1つの1つのイベントはそこまで長くはないので
区切りをつけやすく、ゲームのボリュームは物凄いゲームですが、時間がとれないのでちまちまとゲームを進めたとしても充分に楽しめるゲームだと思います。

短いのだと 
謎の敵「殺!」→バトル突入・勝利→ウルピナ「何なのあいつ…」→終わり
というようなものもあります。
こういうのをそっけないと感じるか、
シュールで独特な面白さと感じれるかどうかで評価は分かれるかもしれません。

上の例は極端な例ですが、
メインシナリオは丁寧な方ではありますが、基本的にこのゲームは重要な要点だけ伝えてあとはプレイヤーの想像におまかせしますといったニュアンスなのでその点は一応記しておきます。

・敵意の描写が「殺」の一文字だけでも何故か成立してしまう独特な世界観で
その理由はざっくりした描写のわりには
世界背景やキャラのバックボーンなどの舞台設定に関してはかなり緻密に設定されていて、それを語りすぎず不足させない絶妙なバランスで描写するため、目に見えずとも世界観の厚みは感じれるので、プレイヤーの想像を介入させる隙間とその器がちゃんとあるからかと思います。

この辺りは感覚的な事なので抽象的ですが、
一から十まで全て説明されないと気がすまない方はもしかすると厳しいゲームかもしれません。

メインの進行に応じて会話の更新も多く
パートナーも会話に積極的に絡んでくるので1人旅のような寂しさがないのもいいと思います。

【チュートリアル、ヒントの丁寧さ】

・メインストーリーを進めるにあたり、
ポップアップ形式のフリーシナリオですが、 メニュー画面に備忘録という今までのあらすじと、メインシナリオを進める上で次の目的や目的地が表示されるものがあるので、次にどこにいったらいいか分からなくならないよう配慮されてるのはいいと思いました。

・サブシナリオはメニューから地域情報という、今までに触れた街や敵のシンボルマークとその名前が表示される項目で⚪ボタンを押せば各シンボル事のイベントの進行のあらすじも記録されているので、
サブシナリオの進行具合もいつでも確認でき、ゲーム進行でやるべき事に迷わないよう全体的に配慮がしっかりされてあるのがいいと思いました。

・バトルシステム、戦闘のコツ、陣形、育成、ゲームの遊び方のヒントなど情報という情報は事細かにTIPSに記され、それを電子説明書じゃなくゲーム中メニュー内や、戦闘準備中でもいつでも確認可能。
ゲーム進行時に導入されるチュートリアルも簡潔かつ分かりやすくテンポを崩さないのもいいと思います。

全体的に複雑な所もしっかりと遊びやすいようユーザーへの配慮や導きがとにかく丁寧なゲームだと思います。

【その他よかった所】

・イベントがとにかく豊富なので探索が楽しい
・イベント事にキャラがちゃんと喋る
・捨て技が少ない
・お気に入りの技は熟練度による強化可能
・バトル中□ボタンで次の敵味方の攻防全て表示
・バトルで倒れても経験値は入る
・バトル前に難易度と報酬が分かる
・戦闘前などにオートセーブあり(専用ファイル)
・いつでもセーブ可能
・テキストに味があって面白い
・武器盾は専用のグラフィックがある
・おすすめ装備と控えの装備を全て外す機能あり
・サガの音楽だとすぐに分かるBGM
・シンボルに触れると専用のSEがなる
・装備武器事に閃ける技が設定されている
(装備の見返りが入手の喜びにつながる)
・キャラのステータス画面にそのキャラのセリフで簡単な自己紹介文がある

【人を選ぶかもしれないと思った部分】

・レディゴーのコマンド選択後の間

詳しくは公式から動画が配信されてるのでそれを見れば参考になります。
ただやってみるとさほど気になりません。

理由として、戦闘を行うかどうかの
「任意形式のシンボルエンカウント」である事と
敵の事前情報があらかじめ見れじっくり作戦と陣形を練り、タイムラインを見ながらゆっくりとコマンド選択を考えるという、バトル全体にゆっくりと思考を練るというリズムがあるのでレディゴーがテンポ感を崩す要因にならないからです。
カットインが3回以上増えると戦況が動く予告という演出もその一因かと。
それでもないにこした事はないのでパッチで数秒調整されたら助かります。
バトル以外のロードはとくに問題ありません。

その他に
・バトルが長い(平均数分)
・町やダンジョンを歩けない
・イベント演出が簡素 ボイスがない
・移動が遅い(街道歩けば早くなります)
・どのバトルもせめぎ合いになる確率が高い
・多少のゲームへの能動性が求められる
・ドット絵時代のゲームのように想像で世界の広がりを補完するタイプのゲーム

などが人を選ぶかもしれないかと思いました。

【まとめ】

感想として、技術に依存できない分ゲーム性を突出させるという制作の工夫を感じるゲームだと思いました。
それも安くすましてそれっぽいものを作るという妥協からくるものでなく、決められた制限下の中で生じる限界というのをいかにして打ち破り、面白いゲームを作るかという強い意気込みを感じるゲームだと思いました。
とはいえそれはゲーム制作のセンスがないとできない事でもあると思うので、そのあたりは歴代のクリエイターの方の手腕を感じます。
見とれるような映像美もなく今の時代じゃありえないほど簡素な演出ですが、そこに依存せずとも十二分に面白いゲーム。
「ゲームらしいゲーム」だと思いました。

とくにコマンドバトルというジャンルは歴史が長い分システムのアイデアは出尽くして若干マンネリズムもあるものと思っていたので、こういった新しくも面白いバトルデザインがまだできる事に驚きました。

とはいえ自分はドハマリしてますが、
万人受けするゲームかと問われればやはり主に演出の簡素さから人は選ぶかと思います。

なので、自分の主観としてこのゲームに向いてそうな人として、
・映像美じゃなく「ゲーム」を遊びたい
・RPGの移動や探索がめんどくさくなった
・萌えなんか邪道で硬派なものがやりたい
・ボタンを連打するだけがゲームじゃない
・ゲームは試行錯誤するからこそ面白い
・ゲームで想像の余地がなくなるの寂しい
・ゲームは好きだがまとまった時間がとれない

などに思いあたる方はもしかしたら合うのではないかと思いました。
あくまでも主観ですが。

一見とっつきにくそうなゲームデザインですが、チュートリアルがとにかく丁寧で遊びやすく、システムも意外とシンプルかつ奥深いものなので、もし興味のある方は動画などでゲームの流れを確認してみて、自分に合いそうだと感じたならその直感を信じて大丈夫だと思います。

これだけ長文で書いてもおそらく全体の要素の半分も書けてないですから簡素に見えて中身がギッチリつまったゲームで、懐かしくも新しいゲーム体験ができるゲームだと思います。
■スポンサーリンク

アクセスランキング

フリーダムウォーズ
■ ジャンル:“奪還”マルチプレイアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック:1〜4人)
■価格:6264
■発売日:2014-06-26

ペルソナ4 ザ・ゴールデン
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:5,980円
■価格:7329
■発売日:2012-06-14

GOD EATER 2(ゴッドイーター2)
■ ジャンル:ドラマティック討伐アクション ■ プレイ人数:1~4人
■価格:5980
■発売日:2013-11-14

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
■ ジャンル:重力アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,900円
■価格:5980
■発売日:2012-02-09

討鬼伝
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1~4人
■価格:6090
■発売日:2013-06-27

英雄伝説 閃の軌跡II
■ ジャンル:ストーリーRPG ■ プレイ人数:1人
■価格:7344
■発売日:2014-09-25

英雄伝説 閃の軌跡
■ ジャンル:ストーリーRPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:6,200円 ■ 限定ドラマCD同梱版:8,190円
■価格:7140
■発売日:2013-09-26

ラグナロク オデッセイ
■ ジャンル:超高速巨人ハンティングマルチプレイアクション ■ プレイ人数:1人(Wi-Fi アドホックモード:2?4人)
■価格:5985
■発売日:2012-02-02

イースVIII(イース8) -Lacrimosa of DANA-
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人
■価格:7344
■発売日:2016-07-21

イース セルセタの樹海
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:6,200円 ■ 記念パック版:8,925円
■価格:7140
■発売日:2012-09-27

レビュー投稿フォーム

サガ スカーレット グレイス
レビュー投稿フォーム

レビューを投稿する前に

レビューをご投稿して頂ける皆様には心より感謝しております。
あらかじめ下記注意事項のご確認をよろしくお願いいたします。

  • 投稿時、IPアドレス等も取得されます。
  • ゲーム関連会社・proxyサーバー・公共施設(ネットカフェ等)からの投稿が確認された場合、投稿内容に関係なく削除対象となります(多重や不正投稿の緩和のため)。ご自宅のパソコンからよろしくお願いします。
  • ルールにより、最低5時間以上プレイしてから投稿するようよろしくお願いします。(5時間未満が確認された場合、削除対象となります)
  • 改訂稿はこちらからよろしくお願いします。
  • 自分の名前(HN)が固定されていない方へ

「通りすがり」「匿名」「名無し」など……禁止です。

任意。非掲載時の連絡の際に使用されます。予期せぬ不備や事実誤認、誤って規約に抵触してしまい、それらによる削除依頼もありますので、アドレス記載を強く推奨します。(連絡するだけなのでフリーメールも可です)


ご自身のブログ等が無い方、レビュアー登録していない方は空欄。

PR URL>URLをご自由にご記入いただくことで、ブログ、おすすめのサイトやアフィリエイトなど、公序良俗に反しない範囲でリンクを設置することができます。
レビュアーID>レビュアー登録によりレビュアーIDが発行され、レビュアーの嗜好などを紹介したページへリンクされます。仮登録された方で本登録が完了 していない方は「仮登録中」とご記入ください。レビュアーID登録者はパスワードを記入しないようご注意ください。
レビュアー登録はこちら(別ウィンドウ)

注意事項
  • 「GOOD!」「BAD/Request」の欄は、何がどう良かったのか(悪かったのか)最低何かひとつでも”ゲーム中身”とその 理由を具体的に記載して下さい。例えば「グラフィックが良い」”のみ”の記載は、他にゲーム内容が書かれていなければ50文字以上でも「ゲーム内容記載漏 れに抵触」と削除依頼されます。この場合「どうグラフィックが良いのか」「どの部分でグラフィックスが良いと思ったのか」”中身”を記載して下さい。
  • 批判ではなく誹謗・中傷。他レビュアーに対する批判。ネタバレ等はしないようよろしくお願いします。(該当部分を削除する事もあります)

  入力文字数:0

  入力文字数:0

総評として該当ソフトの感想・自分の嗜好・プレイ環境や購入動機等


  入力文字数:0
点数に関する注意事項

ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断で採点して下さい。 総合点計算機計算機
「廉価版や中古により、定価より安く買えた」「高く売れたから」などの理由で”加点”するのは禁止となっています


独自性。過去にない斬新なアイデア

綺麗な画像、ムービー、キャラクターなど

BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

「サガ スカーレット グレイス」の”特徴”や、”良い”と思ったものにチェックして下さい。

■ 投稿すると、掲載基準の規約(削除ガイドライン)や注意事項に同意したとしています。

上へ戻る