真 流行り神 レビュー
スコアボード
- 中央値
- 43
- 難易度
- 1.75
- レビュー数
- 8
ユーザーレビュー
527人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 3pt | 1pt | 1pt | 4pt | 2pt |
36pt
GOOD!
・BGM
一部BGMを除いて雰囲気によく合っている。
・UI
快適でありADVとしてのそれなりの水準にあると思いました。
こんな重箱の隅をつつくような褒め場所しかない…
BAD/REQUEST
・グラフィック
これがとにかく酷いです。
まずキャラデザ・立ち絵ですが、ただの棒立ちなのにすでに人体のバランスが悪いです。
それに加えて以上に尖った耳や何故か肌が土気色など正直気持ち悪い。
立ち絵がそのような拙い出来なのに、背景は精密に描きこまれているため完全に浮いてしまっています。
それに無理矢理合わせるために奇妙な小汚いテクスチャを貼って誤魔化しており、キャラ絵の差分もほぼ無し。(手抜き?)
イベント絵に関しては何故か立ち絵と描く人が違います。
こちらもなかなか酷く、場面によっては完全にギャクに見えます。(ストーリーがそもそもギャグですが)
そもそも立ち絵とイベント絵が別人な事自体がおかしいので、
「立ち絵の段階で下手・一枚絵も描かない」となってはキャラデザを担当させる絵師を人選ミスしたとしか思えません。
・ストーリー
もはや語る事が無い位の駄作です。
怖さとグロを履き違えており、とにかくスプラッタで怖がらせようとしてきます。
しかしこれが全く怖くない上に、途中ブリーフを穿いた男の決闘など本気で怖がらせる気があるのかと思うほどでした。
そして何もよりもそれぞれが独立したパラレルなので最後は投げっぱなしで終わる事が多く
それによってコロコロと変わるキャラの設定・性格のために全く感情移入が出来ません。
・ライアーズアート
本作の売りのはずですが、選択肢がわかりづらく殆どあてずっぽうの○×ゲームになっています。
・消えた都市伝説
流行り神の売りである都市伝説が完全に消滅しており、ライターの考えたなんちゃってグロ物語ばかりでした。
何気にこれが一番ショックです。
COMMENT
もっとストーリーについて不満を書きたかったのですが、それを書いていくととんでもない長さになるので省きました。
そして流行り神が好きな方はもちろん、ADV・ホラーが好きな人も絶対に手を出してはいけません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 4pt | 2pt |
39pt
GOOD!
シリーズファンとしての評価になることに留意してください。
・快適さ
基本的に、旧シリーズから受け継がれたものであるため、高速スキップ、分岐ツリー、バックログからの読み戻しなどは一通りそろっています。プレイするうえで特に問題はないでしょう。
・BGM
個人的に一番の評価ポイントです。どの音楽もゲームの雰囲気に合っていたと思います。他のサイトなどでは、ライアーズアートの音楽の評価が低いですが、私はよかったと思っています。
というのも、このライアーズアートの部分だけ「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」のようなイケイケな曲になっているのです。そのため「雰囲気に合ってない」と感じる人が多いのでしょうが、私は爽快感があっていいと思いました。
というか、このBGMが無かったらライアーズアートが本気でダメダメになると思います。
BAD/REQUEST
正直言ってBADのほうが多いです。
・オリジナリティー
個人的に一番の問題点です。今作ではストーリーの進め方が一新され、「科学ルート・オカルトルートの分岐」がなくなっています。
旧シリーズでは、オムニバス形式でそれぞれ独立した中編シナリオがあり、途中の選択肢によって科学ルート・オカルトルートの二つに分岐しました。そのため、一本のシナリオにつき二つの展開と解答が用意され、プレイヤーはそのどちらかを自由に選ぶことが出来ました。これが流行り神シリーズの最大の特徴となっていたわけです。
しかし今作では、一本のメインシナリオから、選択肢を選んでサブシナリオに分岐する、いわゆる「かまいたちの夜」方式になっています。そのため、シナリオ内での分岐がなくなり、膨大なバッドエンドと一つしかない真エンド、という構成になりました。なので、シリーズ最大の特徴が消滅し、その他のノベルゲーと変わらなくなってしまったように思います。
・演出
制作側はインタビューなどで、「ホラー演出に全力を注ぎました」みたいなことを言っていましたが、私にとっては「怖い」というよりも、「不愉快」と「理不尽」でした。
体を八つ裂きにされたり、内臓が飛び出したりというグロ描写ばかりで、プレイしてて精神的にしんどいです。「かまいたちの夜2」の「惨殺篇」を思い出しました。あれを「ほぼ全シナリオで」やっている感じです。
もう一つの問題点は、キャラクターの死亡描写です。
今作では、キャラクターが死にまくります。はっきり言って主人公以外はみんな死ぬ危険性がある、と考えていいでしょう。
しかし、その死に方のほとんどが「ちょっと目を離すor別行動をとる→次回登場時にはすでに瀕死or死体」というパターンが多いため、キャラクターの死にプレイヤーが関与する余地が少なく、理不尽に感じました。
・キャラクター
主人公はいわゆるスイーツ(笑)な性格で、自分の主義主張をやたらと振りかざすことが多いため、行動や言動が鼻につくことが多いです。
また、仲間キャラクターは多くのシナリオにおいて「すぐ死ぬ」か「役立たず」であるため、あまり目立たず魅力もありません。
旧シリーズでは、どのキャラクターにも、自分の得意分野で活躍する場面があり、良くも悪くも目立ってたのに……。
・グラフィック
キャラデザが旧シリーズと比べて「マンガ絵」よりになっています。
それ自体は別にいいのですが、イベントでの一枚絵は旧シリーズのものに近いタッチになっています。そのせいで、立ち絵とイベントでの一枚絵とでキャラクターの印象が変わりすぎている場合が多く、ものすごく違和感を感じます。
また一枚絵も、デッサンがおかしかったり(腕が長すぎる)、文章と合ってない(「殺し合い」の場面で「男二人が刃物を持って向き合って棒立ちしている」という絵しか出ないなど)ということがあり、どうにもちぐはぐな印象を受けました。
・システム
新登場のライアーズアートですが、これがかなりクセモノです。
これは短い制限時間の中で、三択の選択肢の中から正しい選択肢を選んで一定以上のポイントを獲得すればクリア、というものですが、その選択肢が分かりづらい場合が多いです。
具体的に言うと、その選択肢を選んだ時に、主人公がどういった回答をするのかが分かりづらく、プレイヤーがしたかった回答と全く違う意味の回答になってしまう、ということが起きやすくなっています。
・熱中度
シナリオの裏側を語る「隙間録」や用語解説の「データベース」は、本作にも存在しています。
しかし、どれも内容が薄いです。特にデータベースは量も減っているし文章量も少ないです。
また、データベースに関しては、「なんでこれがデータベースに載らないの?」というものが多々ありました(会話の中に出てきた都市伝説など)
COMMENT
全シナリオSランククリア、隙間録、データベースコンプリート済みです。
シリーズファンだったため、かなり期待外れに感じました。そのため、従来型の流行り神シリーズを望んでいる人は避けたほうがいいでしょう。
また、新規ユーザーの方も、グロ描写に耐性がある方だけにしかおすすめしません。
総合的に見て、今作は「流行り神シリーズの新作」ではなく「劣化版かまいたちの夜」といったところでしょうか。システムからして「かまいたち」ですし……。
こんなことになるんだったら、従来型のシステムと世界観でやってほしかったです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 3pt | 1pt | 1pt | 4pt | 1pt |
39pt
GOOD!
流行神123クリア済み
・システム面
バックログやスキップ等のはもちろん、ログから過去の会話に飛べたり選択肢会話まで戻れたりできる機能があるので非常に快適です。
一度読んだテキストならほぼすべて戻ることができるので選択肢まえでセーブしてまちがったらロードという作業がなくスムーズにゲームを進めれました。
BAD/REQUEST
正直悪いところばかりが目立ちました
・ゲームの方向性
まずはじめに前作までと仕様が大きく違っています。
前作までは事件ごとに話が区切られており、その中でオカルト・科学の2ルートに話が分岐していましたが今作はかまいたちの夜のように1つの話の中で選択肢により別のルートに分かれる形に変わっています。
そのため一つ一つのエピソードのテキスト量が激減し、全ルートがただのサブルートのような薄っぺらいないようになっています。
前作のように1つの事件にオカルト・科学2つ面から事件の真相を知るという楽しみがなくなっています。
・都市伝説と関係ない
流行神はこっくりさんなどの都市伝説に係わる事件を解明するゲームですが、そのシリーズの大前提の都市伝説がまったくといっていいほど出てきません。なぜ流行神の名を冠したのか理解できません。
・恐怖表現
流行神はいわゆるジャパニーズホラーのような静かな恐怖演出が主でしたが、この作品は「とりあえず人を殺して血ながしてればいい」という安易な恐怖表現しかありません。B級ホラーを見ている感覚が常に付きまといます。
・グラフィックの劣化
立ち絵もイベント絵もひどいです。
登場人物はほぼ同じ服同じ体勢です。潜入操作で着替えた言っているのに同じ服だったときはあきれました。
イベント絵も立ち絵の人相とまったく違う顔ばかりで、今映ってるのはどのキャラ?と混乱するほどです。この絵に関しても前作のような静かな恐怖はなく「とりあえずなスプラッタ」ばかりでうんざりしました。
・キャラクターへの感情移入
ルートが変わるたびにキャラークターの設定性格がかわるの結局このキャラはどんなキャラなのか?と思うばかりで感情移入できず、まったく魅力を感じませんでした。
・キャラクターの使いまわし
ルートが変わってもキャラクターが増えることはなく同じキャラが立場を変えて使いまわされています。そのため新しいルートでも新鮮さが皆無です。
・ライアーズアート
今作から加わった新要素で、短い時間で正しい選択肢を選ぶというものなんですが、選択肢がなぜが短い単語で作られており、そこから会話を予想しなくてはいけません。
しかし単語から主人公がどんな会話につなげるかなどわかるわけもないので結局なんどもやり直す運に左右されるシステムになっています。
・ボリュームの少なさ
全体的にボリュームが少ないです。テキスト量も既存のノベルゲームより明らかに少ないですし、
おなじみのデータベースも今までは200項目だったのが半分の100になっています。
COMMENT
相当ひどい内容です。
少なくともシリーズファンの購入はお勧めできません。
ノベルゲームとしてもボリュームの少なさやシナリオの稚拙さが目立ち到底お勧めはできません。
流行神は3で完結したと思ったほうがいいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 3pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
47pt
GOOD!
・オリジナリティ
安易に声優を使わないのは好感が持て、シリーズとして独特の雰囲気はある。
今作からのライアーズアートは制限時間付に選択肢を選ぶもので思った以上に緊迫感がある。
・システム、快適性
ADVとしてはよくできており、チャートで分岐もわかりやすく
気軽に好きなシーンにいつでも飛べる、今までの選択ルートも把握できる。
この点は申し分なく素晴しい。
・効果音、音楽
気持ち悪さ不気味さの効果音は一応きっちり表現できている。
音楽も一部除いて邪魔にならず雰囲気をよく伝えられている。
BAD/REQUEST
・ストーリー
世にも奇妙な物語なら佳作、流行り神なら駄作。
流行り神のタイトルを冠する必要性が感じられない。猟奇的な事件の裏側に潜む都市伝説による怪異、複雑な人間ドラマの真相を究明していくという独自のスタイルがさっぱりなくなった。
和風ホラーミステリーが、なんだかよくわからない変質者が出てくるグロテスクパニックになったと言えばわかりやすい。とにかく安っぽく、他媒体で既出のネタを延々見せられるだけで推理なんてさせてはくれない(主人公は警察なのに…)。ネタ自体もひねりがなく、事件と複雑に絡ませてというより単体で突き出してくるだけ。結末は悲惨ネタが多く投げっぱなしも多い、バッドエンドは死亡ネタばかりで辟易する。
・キャラクター
分岐によってキャラクターの性格や犯人がころころ変わるのでさっぱり愛着がわかない。3つほどストーリーをやれば、もはや人ではなくただの舞台装置としか認識できない。前作まではキャラの個性とコメディタッチなやりとりが話に緩急をもたらしていて魅力の1つだったが、今作にはそんなものは存在せず、キャラが例え良い行動をしても胡散臭いばかり。仲間である警察サイドすらどのストーリーでもろくでもない状態で常識に欠いておりストレスばかり募る。
・グラフィック
イベント絵が大変お粗末でメインキャラですら誰が誰だかわからない。怖いよりもただグロいだけで大して何も感じない。
・システム、音楽
ライアーズアートについては欠点のほうが多い。選択肢からは想像もつかない展開になるものが多く、結局どれを選べばいいのかわからずやり直すパターンが圧倒的に多い。音楽も浮いていて、変質者を前にノリノリなので今までの雰囲気がぶち壊しになる。
COMMENT
これを何故流行り神と称して発売したのか理解に苦しむ。
スタッフは1~3のどこが受けていたのかまるで理解できていないように思われて仕方がない。
安易なグロのドーンバーンに走るのでなく、じわじわくるような恐怖、推理していくおもしろさ、事件の哀愁等をちゃんと表現してほしい。
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GOOD!
・UI
レスポンスがよい。
画面左端を横フリックでメインメニュー、縦フリックでサブメニューが出てくるのも便利かもしれない。ボタンで一発なので使わなかったが。
・システム
バックログからのロード、分岐チャートからのロード、オート機能、スキップ機能とひと通りの機能は備えている。
BAD/REQUEST
・テキスト
あまりにも酷い。
・シナリオ
ほとんどの話が一言で言って「くだらない」。
凡庸なネタを何の肉付けもせず適当に思いつくまま書き上げたらこうなるというような話ばかり。
しかも整合性もなく突っ込みどころだらけ。
グロは多いが怖くもなく、盛り上がりに欠け胸糞が悪く狂人頼みというシナリオがほとんど。
シナリオライターの想定する道から外れた行動を取ろうとするとすぐ悲惨なエンディングに持って行かれるので選択肢があっても一本道のようなもの。
それならなおのことシナリオが面白くなければ引っ張れないと思うのだが・・・
推理によって真相にたどり着くことはほぼなく、犯人や関係者がベラベラ勝手に喋り出すのを待つか、いきなりどうしようもない事態に巻き込まれるかというパターンなのもイライラが募る。
・キャラクター
最初のブラインドマン編をやっている時は誰にも愛着を持てないなという程度だったのがゲームが終わる頃にはほぼすべてのキャラクターに不快感を覚えていた。
・グラフィック
立ち絵はラフに描いた少女マンガのような絵でホラーにはあまりそぐわない。また、背景から浮いているように感じる。
一枚絵はホラーに合っていないとは思わないが、立ち絵と画風が違いすぎてキャラクターが誰だかわからない。旧作のような動きのある絵もなくつまらない。
どちらもあまり画力は高くない。背景画は良い。
・音楽
音楽自体は悪くはないのだがライアーズアートに入ると殺人鬼に殺されるか否かと言う時までノリノリのユーロビートが流れて緊張感が霧散する。
・ライアーズアート
パッケージ裏に大きく印字されているキャッチコピー「コノ女、嘘ニ憑カレ、真ヲ突ク」から考えても今回の目玉システムなのだろうが、わざと答えを分かりにくくした時間制限のある三択クイズに過ぎない。
嘘で相手を翻弄するというよりむしろ必死で取り繕いながらも一蹴されている気分になるものが多く、コンセプトに合っていないのでは。
また時間内に何も選択しないという第四の選択があるが、ただひたすら待っていなければならないのが不便。
押し間違いのないようなボタンを無回答に割り振ってくれた方が良かった。
・推理ロジック
ここまで有名無実化させるなら入れる必要はなかった。
ろくな捜査も推理もしていないのに犯人が勝手に出てきて勝手に喋りまくり、その後にハイ推理ロジックと言われて何が面白いのか。
ひどい時には推理ロジックの後にそれまでまったく判明していなかった重大な事実が判明したりもする。
COMMENT
流行り神はPS2の初代からすべて遊んでいるシリーズファン。
全シナリオクリア済み。
シナリオに関してはシリーズとして見なくとも評価は変わらない。
ホラーゲームとして販売しているにも関わらずまったく怖くない。
グロは平気な方だがグロと死を入れれば怖がれるというものではないし、シナリオが稚拙すぎ矛盾と突っ込みどころが多すぎでホラーどころかお笑いになっている。
オカルト科学分岐がなくかまいたち式のパラレルストーリーという点だけでなく旧作の魅力は一つたりとも継承していないので、シリーズファンであればあるほど手を出すべきではない。
旧作キャラが一人も出なかったことだけが救い。
主人公の設定などいかにも続編を作りたそうに投げっぱなしにされているネタもあるが、もし続編を作るとしても絶対に真に旧作のキャラは出演させないで欲しい。
最後に真流行り神適性テストを
>あなたの勘の鋭さにはさすがに尻尾を巻いたわ。
>なにしろ仲間の犠牲はすべからく彼にある。
>がくがくと歯が震える。
>そのバケツからは、○○が無造作に入れられていた。(○○はネタバレにあたる可能性がある部分なので伏せました。他は一語一句いじっていません)
これらの文章に対して
A.何がおかしいのか分からない
→少なくとも文章で苦痛を味わうことはなく真をプレイできるでしょう。
B.おかしいけど別に気にならない
→こういった表現が無数に出てきますが真をプレイしてもストレスを感じない可能性はあります。
C.こんなのが何百と出てくるのはさすがに無理
→このゲームのことは忘れましょう。