PS Vita mk2 - PS Vita の参加型レビューサイト

GOOD!

■グラフィック一新
新規にモデリングされたミク達ボーカロイドの3Dモデルが大変魅力的。
好みの問題もあるが、PSP版、PS3版、アーケード版のどれよりも上に感じる。
モジュールも着せ替えに加えてオプションでパーツの着脱が出来るようになり、お遊び要素も含めて色々楽しめる。

PVもチェックポイントの評価次第で演出が追加されたりと気合が入っている。

■結構遊べるAR
マーカーを認識させると踊ってくれるARライブ、マーカー不要でどこでもミク達が映った写真が撮れるポートレート。
ポートレートはお手軽な上にポーズやカメラワークなども結構こだわれるのでオススメ。

■エディットモードの充実
エディットの幅が広がり、更にエディットデータのアップロードやダウンロードがソフト内で行えるようになった。

BAD/REQUEST

■入力I/F
VITAはPSPに比べてボタンが小さくボタン同士の間隔も相対的に狭い。
更にボタンの下にはアナログスティックがついており、ボタン操作時に干渉する。
自分は指が太めなので、忙しい譜面の場合に誤操作が起こりやすかった。

■マーカーのタイミング
全体的に見た目やリズムよりも気持ち遅めに押さないと高評価にならず、ストレスを感じる。
ドリーミーシアターのようにタイミングをこちらで調整出来る機能を搭載してほしかった。

■スクラッチは微妙
追加要素でスクリーン（または背面タッチパッド）を指でスライドする事で入力する「スクラッチ」が追加された。
入力にクセがあり慣れが必要で、かつVITAの持ち方を工夫しないと
スクラッチ→即ボタン
の連続入力が難しくなるなど、全体的に嫌らしい方向で難易度アップに貢献している。
わざとなのかどうなのか、マーカーの判定は広めなようで、連続スクラッチなどは結構適当に高速スライドを繰り返すだけで乗り切れたりもするが、リズムゲームではない別の何かになる。

■「ここ失敗したら低評価確定」ゾーンの復活
PSP1作目のチャンスタイム（ミスをしてもペナルティゲージが減らないが、ミスをしてしまうとボーナスポイントが得られず、評価が一気に悪くなってしまった）に近いシステムが復活した。
・テクニカルゾーン・・・途中で一回でもミスするとボーナス得られず
・チャンスタイム・・・ミスは可能だが条件を満たさないとボーナス得られず
リスクが分散しているだけまだマシではあるが・・・。

■ロードが長い
ソフト版でのプレイなのでインストール版での事情はわからないが、随所で短くはないロードが発生する。

■モジュールのバリエーション
モデル自体から全て新規デザインなので仕方ない部分もあると思うが、モジュールの総数は少なめ。
亜種組（ハク、ネル）とテトも居ないので彼女らのファンとしては残念。

COMMENT

基本的な作りはPSPの過去シリーズ作とほぼ変わりません。
「まぁ新ハード一発目だし・・・」な感じは否めませんでしたが、グラフィックの素晴らしさで帳消しって所です。
亜種勢が品薄（咲音さんだけは一応居ます）ですが、その分惨姉妹が大活躍。

楽曲のラインナップについての評価は完全に人それぞれになるので触れていませんが、独特な譜面の作りになっている曲が多く、難易度は過去作よりも高めに感じました。
いわゆる「ボス曲」は相変わらず存在しますが、それ以外でも最上難易度は結構キツイのが多く、ボタンを酷使してしまっております。