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GOOD!

ネプテューヌシリーズリメイク第三弾。今回はＰＳ３ソフト神次元ゲイムネプテューヌＶのリメイクとなります。
今回は先日配信したばかりの追加キャラＤＬＣを含めてのレビューです。

・プレイヤー側の萌えるツボを押さえたキャラ達
メタネタやパロディの多さに初見だとカオスに見えるかもしれませんが、キャラに愛着がわいてくるころにはそれも面白くなります。
メーカーキャラなどの一部のやり取りは、前作リバース２をプレイ済み前提としたものなので、前作リバース２を真エンドまでクリアしておくと少し幸せになれます（ｍｋ２では一部のキャラに齟齬が生じます）

・無料の追加ＤＬＣキャラクター
今回はただのプレイアブルというだけでなく、それによって発生するサブイベントが大量にあり、キャラ同士の繋がりなどがよく見えます。中には意外なキャラ同士が絡む事も。
これまでありそうでなかった小ファルコム＆大ファルコム、５ｐｂ．＆ＭＡＧＥＳ．などの共演あり、見ていて大変興味深い。
本編では不遇とされる候補生に焦点が当たる事が多かったのも○。
ただしステータス面で擁護しようがないＢＡＤな面も･･････

BAD/REQUEST

・ストーリー上、悪い意味でのご都合主義
他人への暴力を容認するネプテューヌ、味方に容赦なく当たる理不尽なプルルート、何故か不遇さを前面に押し出されたネプギア、めんどうくさくなった途端に掌を返す仲間達などなど。
シナリオの特定の部分に関して、悪い印象を持たせるよう狙って書いてるのではと勘ぐってしまうほど酷い。できるならリバース１と同様にシナリオを描き直してほしかった。
あと、とあるキャラが味方にトラウマを植え付けられて泣き叫ぶ場面もいらなかった。あの泣き声は、聞いてる側としては少しげんなりします。
満足度･･････これは悪い点が目立ちましたが、それなりに良い点もあったので２点。

・明らかな描写不足
終盤になって明かされるラスボスの能力は、技も見た目も全く同じ女神のコピーを作り出すというもの（新しいモンスターの３Ｄモデルを作るのがめんどうくさかったのか？）。
ラスボスのスキルがぴかーっと光って大ダメージを与えるという、非常にお粗末な代物（設定そのものが存在しないのではと勘ぐってしまうほどに中身がない）。
プレイヤーにとって必要な部分以外はどうでもいいのか？明らかな手抜きであり、作品に対しての製作者の拘りというものが全く感じられない。
ＰＳ３版の焼き回しが主で、オリジナリティーは皆無なので０点

・ゲームバランスの調整不足
というのは語弊があるかもしれません。調整が不足しているのではなく、ゲームバランスを投げ捨てているといったほうが正しい。
ゲーム中盤で、ゲームバランスそのものを根底から覆す“女神化時完全回復”のディスクが手に入る上、装着可能レベルも５段階中３と低く、まさに乱用してくださいといっているようなもの。
ＤＬＣ２の追加キャラクターの、加入タイミングとステータスが噛みあっていない（高すぎ・低すぎの両極端で、店売り装備しかないため自力のバランス調整も不可能）
ルートは３つあるのに、２週目以降は強制レベル引き継ぎのぬるげーモード。ダンジョン変化のめんどくさい仕様でプレイ時間の水増し。
個人的には、もはやゲームである必要性すら疑問に思う。キャラは光ってるんだし、ビジュアルノベルとして作り上げたなら、もっと沢山の人に受け入れられるんじゃないだろうか。
有料ＤＬＣにも同じ事が言えて、もはやコロシアムなどの追加要素が完全な蛇足と化している。不味い食玩を玩具目当てで売りつける製菓会社みたいで、もうイベントだけでよくない？って感じだった。
戦略性も何もない、単なる作業な点を考慮すると難易度・熱中度共に０点

COMMENT

vitaからネプテューヌ入りして、リバース１・リバース２・激ノワ・Ｕをプレイ済み。

ＢＡＤに書いた事の半分はまぁいつもの事だと言う気もしますが、キャラクター追加パックにある使いたいキャラ調整されていなかったことが、前作までにはなかった新たな不満点でした。
リメイク元のネプテューヌＶをプレイしていたら、５０００円を払ってまでやる価値はあるのかの問いには、きっぱりないと答えます。
でもリメイク元を未プレイの方ならば、ストーリーも含めてそこそこ楽しめるんじゃないかと思います。

ＢＡＤではいろいろと酷評しましたが、まるごとひっくるめての評価は“ゲームとしては駄作もいいところだけど、個人的には好きなゲーム”です。
初見の方はまずアニメを見て、主人公のあの独特のテンションを実際に感じてみましょう。もし気に入ったのならば、これまでのシリーズ含めて買ってみてもいいかと思います。