PS Vita mk2 - PS Vita の参加型レビューサイト

GOOD!

・オリジナリティ、これに尽きるかもしれません
　キャッチフレーズが"パンツを被ってブラを求めるRPG"
　物語の始まりは「ブラとパンツの調和が破れるとき，世界に危機が訪れる」
　ド直球もド直球。レビューで伏せ字にならないか不安なレベルです
　なので詳しくは書けませんが他にもそれらしい表現がゲーム中、多々あります
　
　また、モンスター娘（仲間キャラクター）を仲間にするときには
　衣装を破壊した後、Vita本体をタッチしたりこすったりします
　ここまで直球なゲームはそうそう無い、と言った意味合いで5点


・満足度、快適さ
　ロード時間なども比較的短い方で、ゲームクリアまでストレスを感じることはなく
　最後までモチベーションを保ったままクリアできました
　またゲーム中いつでも難易度の変更が可能なので、レベルが低いキャラを入れたら
　少し育つまで難易度を下げてプレイする、といったことが可能
　他にも、男性キャラのボイスオフ機能、イベントシーンのバックログ/オート進行や
　ダンジョン内で踏破部分を指定した場所までオートで移動したり、
　戦闘をオート化したり倍速にしたりできるので非常に快適


・キャラクターの多さ
　仲間になるモン娘はおよそ80人
　その全てのキャラにイベントが用意されており、フルボイス

BAD/REQUEST

・キャラクターの多さ
　良い点にもキャラクターの多さを挙げましたが、これは悪い点にもなります
　次から次に新キャラクターが加入するので育成が追いつかない、
　目移りする、そして能力に個性がないと言った事態に陥ります
　イベントを回収するのも苦労します


・戦闘バランスがイマイチ
　SP消費は多いし、SP尽きたら役立たずになるしで攻撃魔法の出番はほとんどない
　攻撃は基本殴るだけ、魔法は使うとしたら回復のみ、になりがち


・快適さ
　良い点でオート移動やオート戦闘を挙げたが、粗もある
　オート移動は途中にある落とし穴やワープをおかまいなしに踏むので使いづらいこともある
　オート戦闘は2種類（ひたすら殴るだけと前のターンでの行動を繰り返す）から選べるのだが
　後者は次の戦闘時にはリセットされる為、使い道がない


・モンスターの擬人化であるということ
　可愛いキャラがたくさんいますが、元はモンスターです
　尻尾、獣耳、ツノ、翼など、その名残が必ずどこかにあります
　純粋な人間は主人公（男）くらいなので苦手な人には大きなマイナスになるかもしれません

COMMENT

終わってみればいつものコンパイルハートらしいゲームでした
ゲーム部分だけを純粋に評価した場合、可もなく不可もなくといったところ
これに同社得意の萌えを足して、ド直球なインパクトを与えることで化けたと言った印象

昨今のゲームは萌えキャラ！だの豪華声優陣！だので客を釣りつつ
狙っているのがバレバレなのに中途半端に遠回しな表現だったり
そこら辺のラノベのようなストーリーだったりが多くてウンザリしてる人も多いのでは

しかしながら、（正直このゲームも表現以外はパッとしないんですが）
その表現が直球なだけで結構クスっとしてしまう部分はありました
ついつい部屋で「おいおいこれはアカンやろ！」とツッコんでしまうこと請け合い
逆に外では絶対にできない携帯機ゲームです

・本作はダンジョンが3Dダンジョンとなっていますが、あまり本格的なものではありません
　デモンゲイズやダンジョントラベラーズが本格的3DダンジョンRPGがメインで
　萌え要素をエッセンスにしているとすれば
　本作は萌えゲーがメインでダンジョンは視点が3Dなだけ、です
　ここに期待していると痛い目を見るので注意

・パッケージ背面にデカデカとブラだのワレメだの書いてあるので
　恥ずかしくて買えない！と言う方もご安心を、ダウンロード版も販売されています

・あとはタッチ操作を多く使う性質上、現在VitaTVのほうは非対応のようです
　VitaTVで購入を検討されている方はご注意を


最後に
上にも書きましたがいつものコンパイルハートらしいゲームです
前作や、同社の他シリーズを楽しめた方ならば本作も問題なく楽しめると思います
シナリオやサウンドはどうでもいい、ただブヒブヒしたい、という方にもオススメです