ルートダブル－Before Crime * After Days－ Xtend edition レビュー(評価)

発売元	イエティ（オフィシャルサイト）
発売日	2014/07/24
価格	5,184円（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象暴力 (CERO について)
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タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ オンライン配信専用 ■ ジャンル：SFサスペンスADV ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	5pt	4pt	3pt	2pt

総合点
81pt

GOOD!

今作は主人公渡瀬を中心とした本編といえるAルート、本編にいたるまでの日常をもう１人の主人公夏彦を中心に描いたBルート、Aルートを夏彦視点で描いたCルート、本編の解決編を夏彦中心に描いたDルートの4つのルートが存在しますがAルートがとにかく面白いです。事件発生からどんどん絶望的状況に落とされていく中、協力、対立、信頼、疑惑と災害現場における様々なサスペンスドラマが描かれています。またいたるところに伏線が張り巡らされており先が気になって止め時を見失ってしまうくらいです

ADVといえば恋愛をテーマにしたギャルゲーが多いイメージで（実際今までギャルゲーばっかりやってました）自分自身こういうSFサスペンス系ADVはほとんどやったことなかったのですごく新鮮で楽しめました

グラフィックもVitaのADVの中では割といい方で中の上って感じでした
音楽も雰囲気に合っているものが多くとてもよかったです

ネタバレになるので詳しくは言えませんがノーマルエンドはハッピーでないにしろ心にグッと来るものが多く個人的にお気に入りでした

BAD/REQUEST

Aルートの面白さと比べると他のルートはちょっと劣りますね。CルートはまだいいですがBとDは回想シーンが多くてなかなか本筋の話が進まないのでちょっとダレます。あとAルートで撒かれた伏線は主にC,Dルートで回収されるのですが意外とあっさりしてるものが多く「えっ！それだけ！？」って思うことが多いです。これは自分の勘違いかもしれませんが回収されてない伏線も何個かあった気がしました
本作はダブル主人公とされてますが解決編のDルートもほぼ夏彦メインでもう１人の主人公である渡瀬はサブキャラよりはちょっと扱いがいいかな程度に収まっていて実質的に渡瀬が主人公のルートはAルートのみです。自分は夏彦よりも渡瀬がお気に入りなのでもうちょっと渡瀬にもスポットライト当ててあげてもいいかなと思いました

今作の分岐システムであるSenses Sympathy Systemは人によっては分岐先がイメージしにくく難しく感じるんじゃないかなと思いました。実際に自分は難しく感じました。ただ斬新さもあるため一概にBADとは言えないです

COMMENT

不満も書きましたがどれも些細なことで久しぶりに時間を忘れて熱中できるADVに出会えました。ただ熱中度的に言うとAルートがピークでそこからだんだん下がっていく感じですかね（熱中度5、満足度4の理由）

初めはAルートとBルートの2つから選べますがBルートにはAルートの重大なネタバレがあるため順番通りA→B→C→Dと攻略していくのを強くお勧めします

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
リュウヤさん [2014/08/16 掲載]

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