PS Vita mk2 :: 魔界戦記ディスガイア4 Return レビュー

魔界戦記ディスガイア4 Return レビュー

発売元	日本一ソフトウェア（オフィシャルサイト）
発売日	2014/01/30
価格	6,279（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：史上最凶のシミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	4pt	4pt	3pt	4pt	2pt

総合点
72pt

GOOD!

トロフィーコンプ済み
過去作は据え置き全作、携帯機(2と3)プレイ済み

-オリジナリティー
やり込み要素というだけならば今は多種多様なゲームがある。
また同シリーズ間でのマンネリも否定できない。

-グラフィックス
PS3版と比べてもほとんど遜色が無い。
ただし一部の技演出や多数の攻撃対象選択時に処理落ちが発生する。

-サウンド
拠点やランダムダンジョンの曲を設定できるのは良い気分転換になる。
曲自体も良い物が多く、またDLC付属だった曲が収録されているのも良い。

-熱中度
大量の時間を使ってしまう中毒性は健在。
後述する快適さと合わせて止め時を失ってしまうほど。

-快適さ
PS3版と比較すると非常に改良されている。
経験値などの取得倍率や手軽に敵の強さを変更できる「チート屋」、
金で議会を買収し、議題を可決させる「誠意を見せる」、
戦闘開始後にやり直しが可能な「リトライ・マップ選択に戻る」など、便利な機能が豊富。
他にもたくさんの追加機能、仕様変更があり快適になっている。

また、やり込みユーザーへの配慮もバッチリ。
イノセント倉庫、にゃんこ海賊団の条件緩和、デールの購入機能
カンストした装備適正にポイントが振られない、ねこばば（アイテム複製）の簡易化など

BAD/REQUEST

-満足感
根本は所謂「作業ゲー」に分類されるゲームであるため、
快適さの大幅上昇によりやり応えが薄れてしまっている感がある。

それに加えキャラ・武器・技の追加や既存技の強化があるにも関わらず、
最終目標である隠しボスに変更点が無いため、DLC全入りを考慮しても物足りなさが否めない。

またオンライン要素は作成キャラの名前がランダムネームに変更されるなど、
PS3版と違って匿名性が高くなり、面白みが薄れてしまった。
ユーザーが作成したマップの検索機能などが追加されていないのも非常に残念。

-バグ・不具合
アップデートでいくつか修正されたが未だに大小様々なバグが残っている。
害が少なかったり回避出来るものが大半だが、フリーズや進行不能などもあり無視は出来ない。

COMMENT

BAD欄に色々と書いてしまったが、とても出来の良い移植作品。
過去作の中でも群を抜いて快適で遊びやすいため、シリーズ初プレイにもお勧め。

満足感の前半に関しても、敷居が下がっていると言えるので欠点というわけではない。
そもそもトロコン含め300時間ほど遊べたので充分と言えば充分か。

ただせっかくの追加要素が少々勿体ないことになっているのが惜しい。
あともう少し何かあれば文句の付けようが無かったのではないかと思う。