FINAL FANTASY X-2 HD Remaster レビュー
スコアボード
- 中央値
- 30
- 難易度
- 1.13
- レビュー数
- 8
ユーザーレビュー
693人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 3pt | 1pt | 0pt | 0pt | 1pt |
19pt
GOOD!
◆ドレスアップ
要はジョブ=ドレス、ジョブチェンジ=ドレスアップ。それぞれ外見も変わりグラフィックはXに引き続き美麗。戦闘中でもドレスアップできるので戦略に幅ができ、またリザルトプレートによっては魔法を使えるようになったり、ステータスが上がったりするので戦略的に組み込むこともできます。キャラに個性があるのにジョブを変えられるのはFFVのシステムと近く、各ジョブはAPを溜めることで新しいアビを覚えていきます。このあたりのシステムは本当に素晴らしいです。
◆モンスターを仲間
ポケモンやメガテンとは比べものにならないくらい簡素。巨大なものから小さいものまで仲間にでき、モンスターごとにスキルが違ったり、戦闘で覚えたり、前作主役級含め人間キャラも同様に使えるので、とても楽しいです。簡単にゲットできる割に全状態異常無効をもってるものも多く、ユウナたちより遥かに強いので使いすぎに注意。モンスター3匹でPT組むと、道中のザコを蹴散らしてきたくらいのLvですらラスボスを30秒かからず倒せます。最大の売りであるドレスアップもどうでもよくなるので、さっさとエンディングだけ見たいときに。
◆コレクション要素
モンスター仲間もそうですし、イベントのコンプリート率も攻略なしではまず100%にできないくらい色々隠されています。やりこみ派にはたまらないですね。
BAD/REQUEST
◆ファンへの冒涜
Xが大好きでX-2が発表されて狂喜乱舞したファンが求めていたものを、ことごとく裏切ったと感じ。「コレじゃない」という言葉に集約でき、裏をかこうとして裏目になったパターン。Goodに挙げた通り本作単品のシステムは悪くないんですけど、Xの続編であるという一点でどうしても比較し、キャラクターが出来上がっているがゆえに大きなマイナスとなります。ユウナの歌うシーンは倖田來未がやっていますが、皆さんご存知の通りすごくハスキーなので違和感が凄く全く合っていません。Xのキャラがほとんど絡んでこないのにアニキはひたすら寒くウザいです。
◆操作キャラが少ない
初期女性3名だけ。前作からはリュックとユウナのみでX-2なのに残念。前作の主役キャラもモンスター仲間として使えますが、オート戦闘なのでやっぱり残念。
◆薄っぺらならシナリオ
最初から飛空挺でどこでも行けて地域ごとに0~1つずつ任意のクエストがあり、2つくらいの必須クエストをクリアすると次の章へ行く形。全5章。Xでは直列になっていたから気になりませんでしたが、本作は並列になっているので世界が狭いです。宝箱も固定で次章にいくとリセットされます。
任意のクエストは大体くだらないものばかり。キマリやワッカ、ルールーのその後の話も少しありますが、ほとんどはその他大勢のキャラがケンカしたとか、嫁を探しているとか、無駄に難易度の高いミニゲームをさせられたりとか。避雷塔とか射撃とか相変わらず面白さの欠片も無いです。必須クエストはマークが付いているので他のクエストは放置でもいいくらいです。
一応、モンスターのLvを3くらい上げて別れるとそれぞれショートストーリーが見れます。ただ、お寒いコメディーも多く、パンツに固執しているマッチョとか誰得?本編が薄いのでこの労力をもっと元メインキャラとか脇役に使って欲しかったです。誰だか知らない人が復讐を思い止まったと言われても感情移入できず「だから何?」って感じに。魔物になってからの話のせいでXの異界送りの根本を破壊されます。
◆操作性が悪い+もっさり
Xでも指摘した進行方向が急に逆になるカメラワークは健在。段差に上ったりできるようになったんですがポイントが結構狭く、「閉じ込められた!?」となることが何度か。あとメニューから×連打しても全部キャンセルできません。さらに読み込みが長く何かテンポが悪いです。戦闘終了のリザルト画面が遅かったり、シンラくんに話しかけたりすると顕著。
◆ラストミッション
X-2のさらに3ヵ月後をローグライクにしてしまったもの。本編とは別のゲームとして収録されています。その心意気は買いますが…これがまたもっさり&操作性悪い。当たり前にあるべきダッシュもなく罠にかかっても何が起こったか分かりにくく、持ち物いっぱいだとアイテムに歩きで乗っても何か分からず、階段に乗っても足元コマンド必須。1対多で基本となる通路戦法も、通路から部屋へ攻撃できないルールにより不可能。ドレスフィアは装備扱いで5つ装備+アクセを2つ装備できますが、ドレスの組み合わせで特殊防御が発生するため色々持ち歩く必要があり、他ローグライクと同じ持ち物20個では非常に不便。序盤はマップが狭く、落ちているアイテムも少ない、自然に回復しない、というのも戦えば戦うほど追い込まれます。1階ごとに長いロードも。何度も挑戦するタイプのゲームとは思えない快適性です。
COMMENT
正直、Xである必要はなかったと思います。シリアスな展開で人気が出たドラマの続編を望んだら、同じ登場人物でお笑い番組が始まった、みたいなコレじゃない感。嬉しい人も居るかとは思いますが、私には受け入れられませんでした。
Xが大好きでハマった方はこのゲームをプレイしないことをオススメします。残念ながらこのゲームを始めてしまった方は、ぜひティーダエンドとザナルカンドエンドを見てください。ここだけXの雰囲気そのままで、きっと皆さんが待ち望んでいたシーンがあります。
ジョブチェンジとアビリティ習得はコレクション要素にもなり戦略性を広げられる要素だったはず。ストーリーのバックボーンも結構しっかりしているのでこんな短編に押し込むのはもったいないです。5の系譜として別ナンバリングとして作ったら評価は全然違ったはずなのに…。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
0pt | 1pt | 1pt | 0pt | 1pt | 2pt | 0pt |
17pt
GOOD!
X/X-2のツインパックでプレイ
・音楽(への加点要素)
FFXから全曲差し替えである。
タイトル画面の音楽、ビサイド島の音楽、ナギ平原の曲、ガガゼト山の曲は
改めてHD版をプレイして良いと感じ、意外と良曲もあるのだと感じた。
・満足感(への加点要素)
条件を満たすと、報われる形でEDが変化する。
コンプ率を100パーセントにするとEDが更に追加される。
・満足感(への加点要素その2)
このHDリマスターでもDLCにより
原作のインターナショナルと同じくクリーチャークリエイトが可能です。
これにより収集やカスタマイズ等の楽しさに加点。
・快適さ
再びATBに戻ったバトル形式であるが、
PS1のVIII、IX(アーカイブス含)に比べるとロードの遅さにおいて改善されている。
BAD/REQUEST
・シナリオ(オリジナリティー、熱中度)
つまらないうえ、同じところをぐるぐるまわってミッションをただ作業的にこなしていくだけ。ストーリーが、軽すぎる。ストーリーのつながりがない。
このユウナという女の後先考えない行動は理解し難い。本当にこの女は、大召喚士なのだろうか? キャラクターも魅力がないが、発言がダサく本気でこれをプログラムしてる人の感性を心配する。
そもそも、なんであんなにアイドル化しているのか?そのアイドルが歌を歌ったぐらいで、一国の姫のように民衆の支持を集めたり、そんなことってありえますか?
別に、FF10で良い味を出してたキャラクターや、重要な意味を持つ土地、人物が軽々しくお笑い物になっているのが悪いというのではない。
単に、イベントの質も量も足りていないため、薄っぺらく説得力のない描写になっているだけ。
下らない上に捻りも独自性もないミニゲームが延々と続く。当然、モチベーションを保つのは困難。
・グラフィックス
前作の焼き増しのクセに、登場人物も顔も衣装もふざけてんのかと思うくらい似つかわしく無い。
特にいくら「自分の道を」って言ったからといって、あのセンス無いドレスアップにはかなり呆れてしまう。
女ばかりで露出度が高くてオタク向けの萌え狙い仕様になってるっていうコメントがよくあるけどそれは違う。
まともな感覚を失ってないプレイヤーならオタクでもこんなわけのわからないソフトくそ食らえですよ。
・サウンド
耳に残らないを通りこして耳障りにさえなる楽曲が非常に多く、
取り分けゲームの大半の時間を過ごす戦闘音楽に至っては一度聴いたら盛り上がりの無さにショックを受ける事間違いなし。
・満足感
はっきりいって、当時FFX-2をフルプライスで掴まされたプレイヤーはどう感じたのだろうか、、、
フリーシナリオと思わせといてその正体は「適当にいれとけ」感の強いミニゲームの寄せ集めイベント。
マルチエンディング以前に本編を何とかして欲しい。
・戦闘(熱中度、快適さ)
この作品はハッキリ言って全箇所平易といっても過言ではない。1回もゲームオーバーにならずに全クリしたプレイヤーも数多くいたと思われる。
特にメインたるアクティブリンクのボス戦はただ撃ったり斬ったりしているだけでケリが付く攻略のしがい皆無のバランスだし、ラスボスもVII以下の最弱。
やっとサブイベントをクリアして、いざアクティブリンクを進めてみるとあまりの弱さに目が点になるだろう。
V以降常に「年々内容が初等的になってきている」と感じていたが、X-2はその傾向が極まったともいうべき弱敵のオンパレードであった。
少なくともドレス(ジョブ)チェンジ等のシステムやシナリオの進め方は何も考えずほとんど手付かずでも問題なく進むことは、難易度が易しいとは言わないと思います。
それはゲームデザイン上の不備であって難易度が易しいからではないでしょう。
インターから加わったクリーチャークリエイトにより、更にバランス崩壊が加速。
ちなみに、サブイベントというのはストリーに並行して進める要素を指しており、裏ボス等のやりこみ要素のことではないのであしからず。
COMMENT
VIIIでその名は地に落ち、Xで何とか這い上がったこのシリーズにとってもスクエニにとっても転落を決定付けることになった分水嶺。
話が進むにつれ、つじつまが合わないばかりか、一体Xでのシーンや台詞は何だったのか?と思うことばかり。場当たり的に制作したとしか思えない。このゲームの制作者は何を描きたかったのかも全く伝わらない。
キャラクターや半ポルノ的な部分を前面に出し、FFという名前で世間に公表されたこの作品は、ただ単に企業商売の道具になるためだけに創られたのだろうか。
それまで公表された数々のFFは、いかなる作品にも信念と情熱、それにFFという誇りが確かに感じられた。
X-2がやっていることはプレイヤーを完全に馬鹿にしているし、特にXのファンに対する裏切りだと思う。
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GOOD!
「グラフィック」
FF10とほぼ同水準であるが、リュックのキャラデザ、ムービー画面はFF10-2の方がよい。
HD版同士を比較しても同じ結論です。
ドレスチェンジは、一部カッコいいと思うのがあった。
(ただ、FF10の方がデザインが良かったと思えるのが多いので点を下げさせてもらう)
BAD/REQUEST
「シナリオ」
アニキがおかしい。ていうかカモメ団って結局何??意味分からない展開が多い。結局ティーダ探しはどうなった・・・(笑)
ユウナも大召喚士としての自覚もないし・・・ライブとかしなくていいし・・・挙げるとキリがないです(笑)
FF10のあとにこれを出されるとキツイ。(10の評価も後で見直した口だが)
これまでのFFでは考えられないほどノリが軽く、また使用キャラが3人というのも少なすぎ。
実は中盤以降、結構深刻な内容であるにもかかわらず危機感が感じられず、
ノリで乗り切っちゃえみたいなところがあったと思う。
FF10とのギャップは凄まじく、本当にこれは続編なのかと疑ってしまった。
(ユウナの豹変っぷりも含めて)
ストーリーの面では本当に酷いと言わざるを得ない。
「サウンド」
普通によくなかった・・・
「熱中度、操作性」
リザルトプレートが分かりづらいうえに戦闘中のドレス交換は無意味に近い。バトルもおもしろくないし・・・
ジャンプとか無意味。かえって煩わしい。
文句はまだあって、如何せんゲームバランスが悪いように思えてならない。
ベベルの迷宮にとてつもなく強い敵が出現するのはいいとして、
あの砂漠に現れた恐ろしく強い魔物はなんだったんだ。
それ以外にも、ストーリーLv3にはヨウジンボウやガリク、Lv5にはフンババやエクスペリエントといった強いボスがいるし、それは寧ろ大歓迎だ。
問題はあれらの敵に比べてストーリーLv3のボス(召喚獣)やLv5のラスボスがあまりに弱すぎるということだ。
ベベルの迷宮はゲーム進行上行く必要は全く無い。
しかしあの砂漠の魔物を始めとする横道に登場する中ボスは戦わなくてもクリアはできるが、ミッションを進めていれば自然とぶつかる。
そしてその中ボスを倒せるくらいの強さになれば、メインのボスやラスボスはいとも容易く倒せてしまう。
ラストはあまりの呆気なさに呆然とするだけだった。
COMMENT
子供の為の昼ドラみたいなFF。
こんなFFは、初めてだ。
メロドラマみたいに何の関係ないキャラのカップリングを見せ付けたり、一部のその手のマニアを当て込んだかのような着せ替えアニメくさい描写。
耐えられません。
FFって坂口が指揮しない作品は、その時代のクリエーターのトップ達が匠の技術で魅せるゲームだったはず。
あまりにもお粗末過ぎる。
この作品のディレクター(13のディレクターでもある)は、続編という言葉を勘違いしている。
続編の意味は、模倣ではなく発展だ。
過去のFF10をひん曲げてるディレクターに続編なんていう資格は無い。
ただの模倣に過ぎない。
FF13シリーズと並んでFF史上最大の汚点だ。
それに加え、ファン受けしたらそれでいいような作り方をして欲しくなかった。
FFには、もう一歩ちゃんとした作品を求めているのに・・・
FF14建て直しに掛かった損害は13シリーズやこの10/10-2HDで補えたと思うから、今後はしっかりとしたものを作って欲しい。
ただその時は、この10-2や13のスタッフは金輪際使わないで下さい。