UNDERTALE レビュー
発売元 | ハチノヨン (8-4)(オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2018/05/24 |
価格 | 4,320円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | ![]() ![]() ![]() |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ロールプレイングゲーム ■ プレイ人数:1人 【ダウンロード版】 ■ 発売日:2017/08/16 ■ 価格:1,620円 |
スコアボード

- 中央値
- 55
- 難易度
- 2.67
- レビュー数
- 3
ユーザーレビュー
- « 前へ
- 1
- 次へ »


オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 4pt | 1pt | 1pt | 1pt | 4pt |
30pt
GOOD!
・ストーリ
ベタな演出や強引な展開もあるが、とても良く練られていて、世界観の設定もしっかりしている。
ネタバレになるので詳しくは控えるが、ゲームシステムやプレイヤ心理を利用した演出もあり、そういう第四の壁破壊演出が好きな人は気に入ると思う。
プレイヤの行動によって細かく変わるセリフもあり、中には裏の裏を読んだ物もあって、考えられて作られているのが分かる。
ただし、そのプレイヤの行動をいちいち皮肉ったり中傷してくる、開発者の陰湿さは評価の分かれる所。
・BGM
全てのボスキャラに専用の曲があり、ルートによっても変わる曲もあり、こちらも細かく丁寧に設定されている。
一度聞けば耳に残るメロディで印象的な曲ばかり。
BAD/REQUEST
・シューティング
RPGでなく弾除けシューティング。しかも無駄に高難易度。
ストーリの良いRPGと話題で買ったが、RPGにこんなもの望んでいなかった。
・選択肢が総当たり
敵を倒さない勝利方法が全敵に用意されているが、作中にヒントがあるものは一部を除いてほとんど無く、ほぼ全てが選択肢を総当たりするしかない。
弾幕を避けて、上から順に選択肢を選ぶだけの戦闘の何が面白いのか、全く理解できない。
・セーブポイントの位置が雑でリトライが面倒
別に死にゲーな事自体は良い。ただ死ぬ頻度のわりにリトライが面倒過ぎる。
ボス部屋までの長い廊下の前にセーブポイントがあり、リトライのたびに無駄に移動時間がかかる。ボス戦後にセーブポイント無しで即死ポイントがある。
かと思えば何もイベントが無い通路の入口と出口にあったりと意味不明。後半戻って来た時に使うのかとも思ったがそれも無かった。
・敵を倒すルートの難易度が高い
まあシューティングが得意な人にとっては簡単なのかもしれないが。敵と仲良くなるルートはまだ回復アイテムでゴリ押しできたが、倒すルートは投げた。
COMMENT
内容自体は面白い。とても丁寧に作られているし、演出も盛り上がるし、どんでん返しも良い。名作という評価も頷ける。
が、無駄に弾幕シューティングをやらされるので、シューティングが苦手&嫌いな人には駄作。
「ストーリの良いRPG。前情報は無しでやるべき」との話を信じたのが間違いだった。戦闘がこんなシューティングゲーだと知っていれば買わなかったのに。逆にシューティングが好きなら、熱中度、満足感、快適さは加点されると思う。
個人的な評価としては、RPGにシューティング要素なんて求めてないし、そんなものは純粋なRPGではない。ジャンル詐欺。
そういうRPG以外の要素があるのなら、アクションRPG、シミュレーションRPGみたいに、シューティングRPGとか銘打っておけば良かったと思う。

オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
ある山の割れ目からモンスター巣食う地底の王国に落ちた少年が、地上へ目指すRPG。
なんと言ってもそのオリジナリティはもう5点どころかここだけで10点、20点分ぐらい上げてしまいたいぐらいの独自性。
コンセプトの「誰も倒さなくていいRPG」の通り、戦闘ではボスモンスターも含め全てのモンスターに「倒さずに済む方法」があり、その方法もほめたりおだてたり、逆にけなしてみたりと全ての敵キャラごとに方法が用意されている。そのための「こうどう」コマンドにも敵ごとに様々な行動が用意されており、その反応を見るのも楽しい。
そして敵からの防御方法は弾幕シューティングさながらに自分の「ハート」を動かして敵の攻撃や弾を避けるというもの。この「自分の努力次第でダメージゼロに抑えられる」システムにより、前述の「倒さずに済む」が本当に可能となる。
もちろん敵の攻撃方法もそれぞれの生態に合わせたユニークなものばかり。
自機の操作も場面ごとに変わっていくなど決して同じ形がない面白さを味わえる。
続いて熱中度と満足度についてです。
本ゲームは順調にいけば一週目でも5時間程度でクリア可能と、ボリュームが決してあるわけではありません。
ですが、一度始めると次が気になってやめれられない。一気にクリアしたくなる魅力があります。
そして怒涛の1周目をクリアしてからの2周目、3周目がまたすごい。
クリアしてからの2周目以降はメッセージが変わるなどメタ的な要素も含んでいますが、逆にそれは「初めてこのゲームを遊んだ時の感動」を二度と味わえないということもまた暗喩しているかのよう。
そして1周目と「違う結末」にたどり着いたのならば、その気持ちはまた1周目とは明らかに違う感情を抱くことになるでしょう。
そしてその結末が「あるもの」であれば、どれだけ新しく初めても二度と「ある結末」を見ることができない。
それは人生における「汚点」と似たようなものかもしれません。覆水盆に返らず。一度犯してしまったことを取り返すことは残念ながら「不可能」であるということを突き付けられているともいえるでしょう。
ユニークでありながら深く心に刻まれる世界を持つこのゲームに、自分は寝る時間を過ぎてまで1周目をクリアしてそこからも興奮してあまり眠れませんでした。それぐらい強烈すぎるものがこのゲームには眠っています。
グラフィックも本来であればドット画RPGだったら「綺麗・汚いの点数化がしづらい」という意味合いを込めて3点なのだが、今作ではグラフィックの綺麗さより、「絵」・「画」が与えるインパクトがとにかく強い。ドットの画とメッセージというところから、登場人物の1人・サンズの「創英角ポップ体(実際はそれに似たフォント)」のフォントや、パピルスの縦書きというお決まりを打ち破りまくるメッセージスタイル。
ある場面での劇中でのイベント、さらにはVitaの機能まで利用した演出、そして心情や状態をうまく表した、ともすればおかしく、ともすれば悲しさも感じる表現など様々な形で登場人物をうまく表している。
もちろんドット絵とはいえフィールドや街の細かさとそこに隠された細かいネタもいいアクセントになっている。
サウンドも「ドット画=8bit」「RPG=ノスタルジック・オーケストラ」というのを打ち破り、ポップだったりウェーブだったりと場面ごとに様々な曲風のBGMが展開されていく。「流れる曲全てが神曲」といってもおかしくない。
BAD/REQUEST
100点を付けている以上、本来であれば欠点はないはずですが、一応ルールとして書かせていただきます。
自分がゲーム中に思ったのは「こんな良いゲームなのになんでセーブデータが1個しか作れないんだろう」ということでした。
こう途中で思った事をこのゲームにおける唯一の「欠点」とさせていただきます。
ただ、ゲームを進めていくうちにその「欠点」もある形で「なるほど。そりゃセーブデータ1個しか作れないや…」という「理由」が明かされます。
全てにおいてまさしく無駄のない、そして練りこまれた演出と伏線にこの欠点も消えてしまいました。
COMMENT
ここまで読んでくださった方は「ここで100点満点を出していいの?」と思うかもしれません。
過去に自分がmk2で90点以上を付けたのは4作品でした。
「ラチェット&クランク THE GAME(PS4)」には91点をつけました。それは本物の映画のようなグラフィックに、過去のリメイクじゃない骨太なストーリーに魅力を感じたからです。
「風ノ旅ビト(PS3)」には95点をつけました。それは流れるような砂の質感が感じられる描写と文字を使わずに表現したストーリーに感動したからです。
「リトルビッグプラネット(PS3)」にも95点をつけました。それは本物のような木や鉄のグラフィックと、それらで何でも作ることが出来る自由度の高さに感心したからです。
「アンチャーテッド エルドラドの秘宝(PS3)」には96点をつけました。それは実写化と思うようなグラフィックに、映画の王道のようなアクションストーリーに熱くなったからです。
このゲームには映画のようなグラフィックやストーリーも、雰囲気で物語を伝える幻想感も、何でも作れる自由度もありません。
ですが、このゲームをやったことで、間違いなく言葉にはしづらい重い何か。それは「思い出」とも「爪痕」とも「傷跡」とも言えるかもしれない何かが深く深く心に刻まれるからです。
1周わずか5時間のゲームの中で、時に笑い、時に悲しみ、時に驚き、唖然とする。10秒先の展開が全く読めない、感情のジェットコースターとも言えるような内容。
時が経つのを忘れ、終わってからも驚きと興奮で眠れなくなる。そんな究極のゲームがここにありました。
そして、このゲームの根幹ともいうべき「誰も倒さなくていい」という部分。
これまでの様々なRPGを否定するわけでは決してありませんが、ある意味では「倒すことが一番簡単な解決策であり、お互いを分かり合い、許すことが一番難しい」とも言えます。
そして「犯してしまった過ちは二度と取り返すことができない」という厳しい現実もそこにはあります。
その先にある「未来」に進む「ケツイ」があるかどうか。これもまた1つの人生における決断と似ているのかもしれません。
このmk2に投稿したPSN系のゲームだけで120本以上、コンシューマーでは160本近く、アーケードやパソコンのゲーム、Flashゲーム等を合わせれば600本はやってきた中で、間違いなく一番心に残り、そしてこの先も「これはUNDERTALEを超えたなぁ」と言わしめてくれるようなゲームは恐らくは出てこないであろう。
そう思って、私はこの作品に100点を授けたいと思います。
ぜひ、このレビューを読んでから、他のサイトなどを見ずにすぐに買ってまずは1回クリアしてください。
そして、2周目以降、攻略情報を読んでもいいので「クリアしてください」。
私はこのゲームを買う皆さんの「ケツイ」を待っています。
- « 前へ
- 1
- 次へ »
検索
発売スケジュール
- 2017/01/12
-
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期
- 2017/01/19
-
蒼き革命のヴァルキュリア
花朧 ~戦国伝乱奇~
- 2017/03/30
-
DYNAMIC CHORD feat.KYOHSO V edition
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchゲームレビューサイト。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2022/11/13更新 (2022/11/12投稿分まで掲載)
-
オーディンスフィア レイヴスラシル
三國志12 with パワーアップキット
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
オーディンスフィア レイヴスラシル
三國志12 with パワーアップキット
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
KILLZONE: MERCENARY(キルゾーン マーセナリー)
忍道2 散華
- 2020/03/06更新 (2020/03/05投稿分まで掲載)
-
信長の野望・天翔記 with パワーアップキット HD Version
真・ガンダム無双
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
- 2019/07/13更新 (2019/07/12投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 空の軌跡 SC Evolution
- 2019/06/06更新 (2019/06/05投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution
- 2019/05/27更新 (2019/05/26投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
- 2019/04/25更新 (2019/04/24投稿分まで掲載)
-
ホットライン マイアミ Collected Edition
- 2019/04/19更新 (2019/04/18投稿分まで掲載)
-
ザンキゼロ
- 2019/04/14更新 (2019/04/13投稿分まで掲載)
-
戦国無双 Chronicle 3
- 2019/03/22更新 (2019/03/21投稿分まで掲載)
-
聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-
龍が如く0 基本無料アプリ
- 2019/03/18更新 (2019/03/17投稿分まで掲載)
-
不思議の幻想郷TOD -RELOADED-
- 2019/03/02:レビュー募集を開始しました!
-
ノラと皇女と野良猫ハート 2
- 2019/02/22:レビュー募集を開始しました!
-
添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~
かりぐらし恋愛
- 2019/02/15:レビュー募集を開始しました!
-
キャサリン・フルボディ
金色のコルダ オクターヴ
- 2019/02/05:レビュー募集を開始しました!
-
ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~
- 2019/01/24:レビュー募集を開始しました!
-
スキとスキとでサンカク恋愛
- 2019/01/22更新 (2019/01/21投稿分まで掲載)
-
VA-11 Hall-A (ヴァルハラ)
- 2019/01/07更新 (2019/01/06投稿分まで掲載)
-
バレットガールズ2
GOOD!
主要キャラや敵が個性的で愛らしい奴らが多い。
落ちてしまった最初の世話してくれたおばさん、ひょうきん兄弟、大魔王とか
いい味したキャラがメジロウシ。
殺しまくってもいいけど無殺プレイも可能で、感動するエンディングがあるし
雑魚相手でも複数種いると、避けるんがかなり困難になるのでヌルゲーってわけでもなく楽しんでいける。
BAD/REQUEST
トロフィーは全クリしなくてもプラチナ取れてしまうので、いまいち張り合いがない。
せめてクリアは前提にしないと、、
グラフィックがレトロ丸出し。
一部寒いキャラがいてしらける。
あらかじめクモの販売するアイテムを買っておかないと、蜘蛛ボスと戦闘する羽目になるし
こいつがめちゃくちゃ強くて参る。買っていないとぶっちゃけ詰む。
COMMENT
単独で製作したインディーズゲームで、かなりヒットした話題作。
たした日本人が個人で作っただかのジェットパックだか背負って落下していくやつ(タイトル失念、ちょいまえフリプにきてたやつ)もバカうけしたらしいし、マイクラは典型だし。
メジャータイトルとともにインディーズが流行るのはいい傾向だわね