テイルズ オブ イノセンス R レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012/01/26 |
価格 | 5,980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
559人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
76pt
GOOD!
※DS版未プレイ、シナリオ全飛ばし
出来に関しては正直不安だったのですが、据え置きのシリーズと比べてもそう遜色ない出来だと思います。
・戦闘
アビスをベースに、レイヴゲージとガードカウンターを追加したようなもの。
戦闘が優勢のときはレイヴによってプラス効果が受けられるので、出来るだけ攻撃を食らわずに攻撃を当てるようにすると楽に進めます。
プラス効果だけなので、溜まってないならいつもの戦闘です。
今作から、相手がある程度以上攻撃を食らうと、反撃の予兆を出してくるようになりました(旧来作のリカバリーに相当します)。
反撃にガードボタンを合わせるとカウンターが成立し、コンボを継続できます。
コンボ中に理不尽に抜けられることがなく、連携を継続できるかが自分の腕次第になったので、個人的には好きなシステムでした。
相手のOVL発動が体力半分以下1回になったので、ボス戦の後半で相手が何度もOVLになって全然攻撃できないということがありません。
不満に思っていた点なので、解消されてよかったです。
・キャラ
技や性能が割ときっちりと分けられてて、色々なキャラを使って楽しかったです。
追加されたのはコンウェイとキュキュの2キャラみたいですが、この2人は性能的にも面白いキャラでした。
・ボリューム
初週ストーリー全部飛ばしてクリアするのに20時間程度。
同じようにプレイしたTOGfが30時間程度だったので少し劣りますが、携帯機だということを十分なボリュームだと思います。
BAD/REQUEST
・難易度
戦闘が簡単なほうだと思います。
OVL発動が減ったからか、鋼体削るのが楽になったからか、ボス戦でも苦戦することはありませんでした。
今作ではハードにしても補正があまり掛からないのか、少し物足りないところがありました。
逆にアンノウンにすると、レベルが一括して+80されるので、攻撃が全然当たりませんし、一気に強くなりすぎます。
中間の難易度を作って欲しかったです。
・絆システム
一定以上貯めると絆イベントが、みたいなことが書かれていましたが、要はキャラ間のスキットが発生するだけです。
大げさに謳うほどかなと感じます。
・隠しダンジョン
隠しダンジョンの雑魚・ボスキャラが完全にストーリーで出てきた敵のコンパチです。
最後の隠しボスも、掛け合いもなくあっさりと終わってしまうので拍子抜けでした。
・アビリティのセット数
すでに書かれていますが、アビリティのセット上限がかなり低いため、あまり選べません。
2倍にしてもつけられるのは半分?2/3程度なので、CPはせめて50程度あってよかったと思います。
COMMENT
携帯機ということでそこまで期待せずに買いましたが、思っていたよりもずっと出来が良かったです。
見た感じでも、DS版からほぼ全て変更されているので、リメイク前をプレイした方でも買う勝ちはあるかと思います。
他のDS作品もリメイクされるようなので、そちらも買おうと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 2pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
DS版プレイ済み
DS版で物足りなったサブイベント、ダンジョン内の仕掛けが追加されて楽しめました。
宿屋スキットは楽しかった!
前世キャラとのダブルカットインは感動した。
戦闘が3人から4人に増えたのがよかった
新キャラに関しては最初は要らないな・・と思ったけど徐々に受け入れることができました。
BAD/REQUEST
グラフィックが残念
絆システムがスキットをみるためで終盤イベントは関係なし。はっきりいって無意味!
(ストーリー的いいかもしれないが・・・)
フルボイスっていっときながらスキットでのボイスはほとんど無い。
闘技場のゲストキャラのカットインが原作、マイソロ3の使い回し。
COMMENT
マイソロで色々酷かったイリアとスパーダのキャラが少し改善されたのは良かった。
コンウェイとキュキュについては謎ですが・・・
リメイクが噂されてるハーツ、テンペストかコンウェイとキュキュの世界に触れたトライバース編に期待します。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
■オリジナリティ
テイルズシリーズとしては大きな新要素はありませんが、レイヴアビリティ、ミッション、ガードカウンターといったちょっとした新要素がうまく機能してます。
アクションや格闘ゲームをしているかのようなアグレッシブな戦闘はテイルズシリーズのオリジナリティですね。
■グラフィック
OPムービーや劇中アニメは綺麗でした。
■サウンド
ゲームのBGMとして煩すぎず、耳になじむいい曲が多かったと思います。
特筆して記憶に残る曲はありませんが、良曲ぞろいではないでしょうか。
■熱中度
今作の戦闘システムのバランスは秀逸ですね。先述したレイヴアビリティ、ミッション、ガードカウンターがいい仕事をしています。
特にガードカウンターの導入のおかげで、うまく対応すればボスに一方的にコンボを抜けられる事も無くなり、近年のシリーズで毎回感じていたボス戦の煩わしさもなくなりました。
中盤以降スキルが揃ってくると格闘ゲームさながらのコンボもできるようになりますし、レイヴアビリティを上手く使えば技を連発してもTPをうまく維持できます。
後は、仲間のAIをかなり細かく設定できるのもよかったですね。設定なしでもある程度味方の動きは優秀で、ジャンプキャンセルやダッシュキャンセルといった今までは自操作用だったスキルもCPUが上手に使いこなすので驚きました。
■満足度
携帯機のソフトですが、シリーズ定番の要素などもしっかり詰まっていて据え置きに引けを取らない出来でした。シリーズの前作エクシリアはおなじみの要素が色々と抜けていて満足できなかった人も多いようですが、今作は安心してオススメできます。
■快適さ
とても快適です。ロードは最初に起動するときぐらいしかないですし、イベントスキップ等もしっかりあります。
BAD/REQUEST
■グラフィック
正直酷いと言う他ないと思います。ハードの解像度が高いだけに、イベントシーンなどで画面がアップになったとき、カクカクのポリゴンやボケボケのテクスチャが目に入るととても気になってしまい臨場感も大無しでした。
キャラの表情も一切変わらず、イベントの度少し残念な気持ちになります。普段カメラが引いているときはそこまで気にならないのですが。
あと、プリレンダムービーの時画質が非常に悪くなるのはどうしてなんでしょうね。
■サウンド
曲は良かったのですが、効果音が残念です。
特にシリーズ定番の秘奥義のSEが・・・・頂けません。 グラフィックも相まって非常にチープです。
システム面では目だって悪い部分は見つからず、むしろいいところばかりが目に付いたのですが、演出面ではいいところを見つけるのが困難でした。
テクスチャとかもうちょっと高解像度のものを用意するだけで全然違うと思うのですが。
COMMENT
黎明期のハードですのでプレイできるソフトもまだまだ少ないですが、もし今VITAでRPGがプレイしたいならイノセンスRはオススメできると思います。
ただしグラフィックにだけは目を瞑って頂かないといけませんね。
ストーリーはいつものテイルズという感じでした。新キャラ2名は雰囲気を壊さず美味く馴染んでいたと思います。どちらもいいキャラでしたし。
全体的にパーティの仲が良いので会話も見ていて微笑ましいです。
主人公をイジるヒロインと他一名の描写がシリーズのお祭ゲーで少し目についたので不安でしたが、実際はイジメるような描写よりも気遣う描写の方が多いので全然気になりませんでした。
システム面は非常によく出来てましたが、ひとつだけ言うなら秘奥義が死んでるので、使う度にレイヴ消費する形にしなくてもよかったかな、と思います。
次回作への布石をしっかり置いていってくれたので、次回作にも期待したいと思います。
正味な話、あとはグラフィックとSEさえよくなればもう文句を言う部分はないです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 5pt | 5pt | 5pt | 1pt |
87pt
GOOD!
DS版は触りだけプレイしあまりのテンペンスト臭に放置。なので比較はできません。
VITA版はプラチナトロフィー獲得済み。
「快適性」
一番良かった部分がここでした。携帯ゲームなので快適でなければいつでもどこでもプレイはできないと思っているのですが、ロードやインターフェイス画面切り替えの余計な演出カット等サクサクプレイできました。また一周クリアするのに私の場合最短で6時間程でしたが(ムービー、スキット全カット)短いとは感じずこのぐらいだったこそ周回プレイ(やりこみ)も飽きずにできた。
「熱中度」
熱中するバロメーターに今回はトロフィーが実装されていますが。このトロフィーも難しすぎない難易度に設定されており、もう少しでどうにかなりそう。という気持ちを駆り立てついついコンプリートしたくなります。様々なゲームでトロフィーをみてきたが「どう考えても俺には無理!」というものが多い中バランスが良かったように思います。
「キャラクター」
私が気に入った一番の理由がキャラに魅力があったこと。ここは賛否分かれそうだが「コンウェイ」「キュキュ」の異世界人達がとくに気に入った。2週目をすると2人の会話が翻訳されるのだがそのイベントをみるとなんとなく2人の世界の輪郭が見えてきのちのち続くであろう2人のシリーズにも期待してしまいます。余談だが「エルマーナ」の関西弁も良かった。これまでの多くのアニメやゲームの関西弁は関西人から聞くと虫唾が走り関西弁キャラがいるだけで作品を嫌いになりかねない様なものがおおかったが今回はとても素直に聞けたので声を当ててている人に感謝感謝です。(エルの性格も素直でよかった。)
BAD/REQUEST
「グラフィック」
これはとても残念だった。一部キャラクターがPSレベルのモデルだったりムービーは綺麗だが全体の発色も悪かったように感じる。くっきりはっきり綺麗な画質!ではけっしてない。が問題無いレベルだと思われる。
「料理システム」
個人的な問題なのだが料理システムのレベルの上がりかたや引き継ぎの際にキャラレベルと同項目なのはどうにかして欲しかった。一部トロフィーを取るのに少し手間がかかる。
COMMENT
総じて満足度は高く大変面白かった。
今までシリーズはほぼプレイしているがここまではまったのはエターニア、アビス以来である。
ただどこまでいってもテイルズなのはテイルズなので苦手な人(キャラ絵やシステム等)が新規参入できるほどの間口はないと思う。
参考までに最初の1周はクリアまでに25時間程、その後周回プレイ1周6時間程である。最短で2週でトロフィーコンプできるのかな?私は4周プレイしました。
ストーリーは当たり障りないものだが総じてキャラに魅力がありゲームの質を底上げしています。DS版もプレイしておけば良かった。
ハーツの発売も確定し、DS三部作がリメイクされそうな状況ですが引き続きコンウェイ達の世界とリンクさせ、プレイヤーと一緒にいろんな作品世界を旅して欲しいものです。
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GOOD!
DS版イノセンスは未プレイ。
■オープニング及び劇中アニメーション
これは有機ELのおかげなのだろうが、とにかく綺麗。
PSPでテイルズをやっていた時も携帯機なのにアニメ綺麗だなとは思っていたが、vitaでやってしまうとPSPすら色あせて見えてしまう程。
■戦闘
言い方は悪いが発売前はマイソロのようなアビスレベルの取って付けた戦闘かなと思っていたら、いざやってみればきちんと完成された戦闘になっていた。戦闘の傾向としてはヴェスペリアに近いものだと思う。
スキルをセットすることで自在なカスタマイズが可能。
また天術の演出が派手、特にインブレイスエンドはなかなかだった。
■システム関連
快適の一言。
ロードもなく(実際にはあるのかもしれないが何秒とか数えるレベルではない)一切のストレスを感じさせない。
また、テイルズの代名詞とも言えるスキットだが、今回はストーリーの長さの割に量が豊富だなと感じた。宿で泊まると見れるものもあり良い意味でめんどくさかった。
新しい街につく度に宿屋に連泊しまくりでさぞや怪しい客だろう。
サブイベントの数もそれなりにあり、それに伴い称号の数もそこそこあり、また2週目でないと拝めないイベントもあって良かった。
やはりやりこみ要素としてこういったものは欠かせない部分。
またDLCで衣装を買わなくともサブイベントをこなし称号を集めることで、ゲーム中でもかなりの数の衣装が貰える。
ウイットにとんでいるものもあり悪くない。
BAD/REQUEST
■グラフィック
BADの欄で書くほどのことではないのだが、一応こちらで触れておく。
発売前はやんや言われていたが、実際に手にとってやってみれば言うほど悪くはない。というか頑張っていると個人的には思った。
イベントでもムービーを幾度も入れていたりしたので臨場感もあった。
しかしvitaというハードの水準で考えると良くも悪くもないといったところか。
■ストーリー
個人的に一番の不満点。
オリジナルがDSなので据え置きほど長いストーリーではないと思ってはいたが、リメイクに伴い大幅なテコ入れを歌っていたのでもうちょっと長い話を期待していた、期待が過ぎた…。
あまりにも王道、悪い意味で王道。ストーリーが二転三転してこそのテイルズではないのか。最初から最後まであっさり過ぎる。
特に天空城からサニア村までの一連の流れが急ぎすぎて感慨も何もない、もっとゆっくり描けば感動とまでは言わないが、良いシーンになっただろうに。なぜ急いだのか。
またトライバースという異世界からコンウェイ、キュキュという2人のPTキャラが加わるのだが、特にキュキュは加入時期も一番遅い上にメインシナリオにも全然関わってこない為とても空気。戦闘では使い勝手がよくスタメンなのにw
イノセンスとしての話は綺麗に完結するものの、トライバース関連の話はほぼなくコンウェイとキュキュに関しても何も語られないのでさっぱり分からない。次回作への伏線を張りに来た程度の存在。
■戦闘
スキルをセットできる限界値(CP)が最大40しかなくあれこれセットしたいのにいつも物足りない感があった。周回プレイのお馴染みグレード引き継ぎでCPを二倍に出来たのが救いか。
AIが微妙。作戦の指示はとても細かく出来るし命令通りにきっちりと動くのだが、行動と行動の間の棒立ち時間が長いように感じる。もう少してきぱき動いて欲しい。
あとこれは不満というほどでもないのだが、戦闘終了時の掛け合いのパターンがもう少し欲しかった。
■システム関連
スキットの量が多いのはいいのだが、大半がボイスなし。
いやボイスありだけでもそれなりの数はあるのだが、如何せん全体数が多いのでボイスがないスキットが目立ってしまう。vitaなのだし容量気にせず全部に音声入れてほしかったが、予算だ何だの都合もあるのだろう、と邪推。
またスキットだけはタッチで起動できるのだが、それなら地図もタッチで拡大縮小くらいさせてほしかった。
サブイベントが結構あるので、それをモンスター図鑑のような一覧にしておいて欲しかった。よりやり込みしやすくなると思う。
COMMENT
残すトロフィーは100時間プレイのみ。
ここ最近のテイルズでは間違いなく一番やりこんだ作品になった。
トロフィーがあるとやり込みのモチベーションがあがるのだが、それに加えやはり携帯機なのが大きい。据え置きではクリアしてしまうととりあえずはもういいかとなってしまうのだが、携帯機だとついつい暇な時間に手にとってしまう。
なので熱中度・満足感に関しては文句なし。
これから購入を検討している人へのアドバイスとしては、据え置き並のストーリーが長い壮大なRPGを期待しているのであればやめておいたほうがいい。
あくまで携帯機、あっさりストーリーでさくっと追われるRPGでいいよ、というのなら買って損はない。二週目要素もあるのでハマれば楽しめるはず。
ただBADで触れたように、謎を残したまま終わる部分がある。繰り返して書くがストーリーは完結している、しかし今回追加された2人の話は謎のまま次回作へ続くという感じになっている。
そういった要素が嫌なら完結するまで待つのもありかもしれない。