FINAL FANTASY X HD Remaster レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013/12/26 |
価格 | 3,990円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / FFX-2 レビュー |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:3,600円 |
スコアボード
- 中央値
- 75
- 難易度
- 2.25
- レビュー数
- 16
ユーザーレビュー
591人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 1pt |
86pt
GOOD!
X/X-2のツインパックでプレイ
「ナギ節を作って欲しい」という召喚士の覚悟としての重い使命を背負って旅をする物語であり、重圧や死への恐怖が日常的に支配するオリジナリティー溢れる世界観とストーリー。
魅力あるストーリーや登場人物、面白い戦闘の賜物か、「やらされている」 と感じることは全く無く、むしろ「先が見たい!」という気持ちがどんどん沸いてくる。
シリーズ初となったボイスも、そのキャラに合った声の声優さんばかりで、違和感があるどころか、感情移入の度合いが格段に違っており、評価の高いストーリーの重要な肉付けにもなっている。
今作はアジア風の舞台ですが、中世ヨーロッパ風でなくても幻想的なグラフィックス、雰囲気が出せるという好例である。
HDリマスターされるにあたっても、そのイメージを微塵も損なっていない。
BGMも「敵襲」「襲撃」「挑戦」等重要な戦いにおける緊迫感十分であり、シリーズでもトップクラス。
そしてこのリマスターにおいてアレンジされることになったわけだが、
元の曲が良いのもあり、全体的に神曲である評価は変わらない。
X最大の特徴と言えるのが、ATBを廃止して代わりに導入されたCTBだろう。
CTBによりバトルスピード的には極めてゆっくりになりその上味方と敵の攻撃順番が丸分かりになり、それを利用してXの召喚システム上、敵の攻撃の前に召喚獣を呼び出してやり過ごすというテクニックも使えるなど、かなり初心者を意識した作りとなっている。
ゲーム本編の特徴としては、とにかくチュートリアルがやたらと多く出現するため、所謂「とっつきにくさ」がほとんどないことが挙げられる。
PS以降で初めてゲームに触れた人もいるだろうからマニュアルなしで入っていけるようにしたのだろうけど、これは「過剰な親切設計」の感が否めない。
前、中盤のうちは敵の出現パターンや特徴が決まりきっており対策(○○系には××で攻撃とか)がパターン化しているものの、後半はそれなりに応用的になり「工夫を凝らせば勝てるようになる」といった設計になってくる。
ゲームバランスで見ればやはり易しめの部類(難易度にすると2点寄りの1点)であり、戦闘中に交代させるなりしてきちんと全員参加させておけば余計な稼ぎの必要は無いバランスである。
ボス戦は通常のバトルには見られなかった、新鮮な感じの舞台が多く、トリガーコマンドで魔法陣を移動しながらのバトル等、CTBならではの独創性は見事なものがあった。
そして、物語の終着となるEDもとても良い。悲しいけれども、希望が持てる。あの後どうなったのだろうか?という余韻の楽しめる作品というのは名作・傑作であるが多いが、この作品も然り。
BAD/REQUEST
・従来のMAP形式ではなくて、街とフィールドが1体になったアクティブフィールド
Map上で町の中と外の区別を付けない方式は一部のRPGではお馴染みだが、やはりストーリーが一本道のFFでやるとより窮屈に感じてしまうだけに、個人的にこの方式はあまり好きにはなれなかった。
・BGMのアレンジ
ボスBGM「敵襲」の様に改悪された印象の曲が見受けられた。
・「キャラの強さのインフレ」と「裏要素」の関係
ご存知の通りこのゲームでは単発のダメージが5桁まで可能である(ただし、キャラを育てた上で条件を満たさないといけない)。
だが、本編クリアには必要のない「余計」な要素である。むしろそこまで育てすぎてしまうと面白くなくなる。
そこで、そういった段階まで育成する意味を訓練場という要素に与えている訳である。
しかしそれは「余計」であることには変わらない。そしてそれが本編のボスの存在感を損なう原因にも繋がる。
DLCで購入出来るインターナショナル版では更に(その上をいく)ヘルティック召喚獣等が追加される。
不要なキャラの育成に、その為のオマケを用意する。
無用な物に、更に無用な物を追加する。
そういった「無駄な肉をつけて醜く太らせ」た要素に対して、当時から一連の波紋を呼び続けた。
改めて「裏要素」とはどういったものかを考えさせられる。
COMMENT
元となるのはVIIIを作ったスタッフによるをPS2で第一弾のFF。
前身であるFFVIIIが失敗作と評されただけに、同じスタッフの手による初のPS2での作品となるこの「ファイナルファンタジーX」は、いったいどのようなゲームとなるのかという、ファンからの注目は大きかった。
それまでのFFシリーズの伝統を受け継ぎつつも、ワールドマップの廃止やスフィアシステムなどストーリー主導に向けた大胆な要素が加えられており、そのため従来のFFシリーズのファンにとっては若干違和感のある作品かもしれない。
それでもひとつのRPGとしてみれば、VIIIやX-2以降などよりは遥かに出来が良いため、ファンからの支持は大きく今なお名作として評価されている。
そして、これを超えるストーリー、には未だに出会えてない。そのくらい、ストーリー要素の完成度が高い!
「FFXのインター版にFFVIIのような新イベント(物語)が追加されなかったのは、あのシナリオに新しく話を付け加えようとすると、出来上がっている世界を壊してしまう。語りすぎてしまう結果になる」
とある攻略本のインタビューにあったのは「本当にそうだよ!」と賛同出来る。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
60pt
GOOD!
・比較的シンプルな成長システム
・ほどほどのボリューム
・召還獣の扱いが、単なる1魔法になっていないのが良いですね。
BAD/REQUEST
・一本道なストーリー
・キャラが無表情で、少し違和感を覚えます。
・重要かどうかは不明ですが、ミニゲームがめんどくさい。
・謎解きパート等もあるけど、めんどくさいだけ。
・やりこみ要素多過ぎ、多分やりこまないので、どうせなら、
強い敵とか、ストーリーに組み込んでほしかった。
COMMENT
PS2版は未プレイで、vitaでの初ゲームなので比較対象が無いので、素直に楽しめました。
久しぶりのFFで楽しめました。
FFがプレイしたくて買った訳ではなく、正月に3DSを持って帰るのを忘れたので暇な為、Psvita買おうと思い探していたら、FF10セットが有ったので、これにしました(ゲームを選ぶのが実はめんどくさかった^^;)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
76pt
GOOD!
PS2で当時プレイ済みです。
また、今回PS3版HDも同時購入しました。
・リマスター
10年以上ぶりに再販。ps2が過去の遺産、現行ps3はps2ソフト互換性ない中、今回の再販は当時プレイした方から今回初めて触れる人にも嬉しい。
ps2中期に発売され、ボイス付きRPG時代の幕開けとなった名作。
・ストーリー
もちろん当時プレイ済みですので「知った」話でしたが、改めて高水準と思った。「ストーリー重視」RPGとして退屈しない出来。「冒険」感のあるフィールド進行等も見事。
・ボリューム
寄り道をほとんどしないでも40時間ほど遊べました。
サブイベント含めれば十分すぎる内容でしょう。
・グラフィック
期待したほど綺麗でなはいですが、携帯ゲーム機の小さい画面ではそれなりに見ていられます。
BAD/REQUEST
・グラフィック
リマスター。期待したほど綺麗でない。(ちなみにですがPS3版で初めは起動して「うーん」というグラフィック。TV画面では粗が目立ちました。)
詳細を調べてはいないが、現状のムービーゲームと比べたら残念な画です。(汚さに)慣れるのに数時間かかりました。
アーロンやキマリはキャラ性もあって今でもいいのですが、主人公やユウナ(ヒロイン)はムービー含めやや「古い」キャラクタだと感じてしまいました。特にティーダ(主人公)のムービー時の画はとても変。
他、イベント時の挙動が不自然、表情が死んでいる(生きているシーンももちろんあります)等、10年前には文句のなかったこういった不満も出てきてしまいます。
・ストーリー
ネタばれ厳禁。
しかし10年以上前のタイトルであり、当時の評価も高かったことから、遊んでいなくても「知ってしまって」いる人も多いのではないでしょうか。それは本作を遊ぶ上で非常にマイナス要素です。ストーリーを「進める」為のゲームです。
・イベント
サムいシーン、恥ずかしいシーンも結構ある。
・謎解き
謎解きにすらなっていない「試練」。面倒だし手間だし良い面がありません。
・戦闘
戦術性が重要な為、ザコにも時間が掛かる。ボス戦にはかなり掛かる。
ドライブ技が貧弱。ワッカのスロット面倒。召喚獣がポケモン。
終盤の一部雑魚戦が非常に面倒。
・難易度
雑魚でもそれなりの攻撃力と攻撃法を持っている為、油断していると全滅する。
というより「先制された」時は一ターンで全滅もしばしば。誰でも経験するであろうイライラ。この「先制」はウザいだけ。セーブポイントが少ない上に全滅したら救済無くgame overなのだから。
スフィア盤。上級でプレイ。概ね大丈夫だと思うが適当にやりすぎたら詰むかも。lv.3キースフィア入手法が悪手。終盤にリュックがlv.3の壁で行き止まりになりました。
・その他
イベントスキップが出来ない。
ボス戦前のですら不可。終盤で、誰でも一時ハマるであろうボス戦前にも長尺イベントあるのでイラっとします。
オープニングの一連の流れでセーブ出来ない。ぼんやりしているとgame overも。
ムービーシーンでの充電消費量がハンパない。
召喚獣はバハムート登場で他のメンツに出番をなくさせる、いきなりの最強。
召喚獣ドライブが強すぎ。
COMMENT
初期VITAでプレイ。はじめはps3でやったのですが、TV画面大だとグラフィックが気になったのでオープニング以降はずっとvitaでやりました。
今だからというリマスタ再販であり、しかし「今では……」な部分もある一作です。
しかしながら未体験の方には絶対に薦めます。
x-2は未プレイなので続けてプレイします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt |
72pt
GOOD!
まずFINAL FANTASYはこのFINAL FANTASY X HD Remaster版が初プレイなので、他のシリーズとの比較はありません。
・サウンド
このゲームのBGMはほんとに素晴らしいです。特に印象に残っているのが、「ザナルカンドにて」「いつか終わる夢」「素敵だね」ですね、今聞いてもあの感動が蘇ってきます。
・ストーリー
RPGで最も重要だと思うのがストーリーなんですが、ちゃんと筋が通ってますね。ラストに向けてキャラクターたちが悩むところが理解出来ます。この感動のラストは名作と呼ばれてもしょうがないと思います。
・キャラクター
個性豊かなキャラクターたちが多いですね。最終的には主に7人で行動してくのですが、この人数なら普通は空気的存在が出ることが多いのですが、一人一人にストーリーがあり、存在感もあるので、よりストーリーに共感を持つことができました。
・グラフィック
いくらHD Remasterと言えど、2000年くらいに作られたゲームですので、限界があるのですが、それでもムービーシーンは、これが本当に2000年に作られたゲームなのか!?と思わせるほど綺麗です。
BAD/REQUEST
・快適性
バトルで負けたら、またセーブポイントまで戻るのですが、また同じムービーを見るのはさすがにダルいですね。ショートカットができないのはマイナスになりました。
・モーション
今は慣れたのですが、最初に主人公ティーダの走り方にものすごく違和感を覚えたのが印象に残りました。ですが、やっていけば慣れてきます。
・続編
このFINAL FANTASY Xの後にはX-2があるのですが、なんで作ったのか、理解出来ません。あの壮大なストーリーを越えるのはさすがにできないと思います。事実X-2はネットで不評な意見を見ます。まだ、プレイしてないので悪く言うのは悪いと思うのですが…(笑)
COMMENT
総合でみればかなり満足のできるゲームとなっております。
最近のRPGには無い新鮮さがありました。おすすめのRPGは?と聞かれたら、このゲームをおしたいですね。
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GOOD!
「シナリオ」
正直に告白します。
リアルタイムでプレイしていた時、ぼろくそに言っていました。
こんなのはFFじゃないと・・・
だから、後にアルティマニア等で一度目のプレイでは見えなかった物や考えが見えたとき。まっさきにインター版を買いました。
これを、若さゆえの過ちというのでしょう。
ただ後悔しか無かった。
そして、このHD版も改めて購入しました。
これ程に熱く、漢(おとこ)の話はFFに無かった。
中世の世界でなくとも充分にファンタジーらしさを感じることができました。
ある意味クリスタルに代わる思想ともいえますよね。
そういった意味でもちゃんとFFしています。
誰にも『こんなのFFじゃない』とは言わせません。
ドラクエ5と双璧を成し、感動のシナリオで名を残した作品です。
スクウェアの目指すソフトが「映画のような」ゲームなのだとしたら、このゲームは一つの到達点だと思います。
私は泣きません(どころか当時ボロクソ)でしたが、泣く人がいるのもうなづける出来です。
最後は感動感動です。
「音楽」
音楽もザナルカンドにて、明かされた真実、いつか終わる夢などとてもいい曲が多くなにより最も多く聞くであろう通常戦闘やボス戦の曲が余りにも良すぎる。
そして、声が初めて導入された作品で当時は拒絶していたが、これも若さゆえの過ちというのでしょう。
改めて声がどれほど大事か解るほどよかった。どんどん物語に入り込める感じ。
「グラフィック」
8以降、グラフィックには驚かされる訳だが、この10HDリマスタでも描き直されたムービーシーンは必見である。
原作は、何度プレイし直しても、リュックのムービー画面がちょっとと思ったが、HDリマスタでは違和感が無くなった。
「その他」
バトル時の仲間入れ替えシステムはよかったと思います。
(これは、同開発がそれ以降に手掛けたシリーズでは無くなっているんだよな)
BAD/REQUEST
途中のシーモア関連のイベントは最低。これさえなければと何度思ったか。お約束の様にしつこくストーカーしているので何度も萎え。本当にこのキャラさえいなければと思う。
ワールドマップを廃止したり、ダンジョンで進む方角を示したり、
そこまで大胆にやらなくても・・・と思う部分がいくつかありました。
武器・防具は昔ながらのシステムのほうがよかったと思いますし。
これが当時ボロクソ言っていた主因であります。
(後書きを言わせてもらうと、この方向性はFF13に至るまで益々悪い方向に暴走し、そして不満が爆発してしまった感じです。)
COMMENT
このFF10は、ブリッツの決勝戦までは少しダルいですが、アーロンの登場と共にこの作品は盛り上がっていきます。
余計な概念を捨てて全てをこの作品に委ねましょう。
そうすれば、わかるはずです。
この作品の良さがね。