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フリーダムウォーズ レビュー

フリーダムウォーズ
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト
発売日 2014/06/26
価格 6,264円(税込)
レーティング 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要 ■ ジャンル:“奪還”マルチプレイアクション
■ プレイ人数:1人(アドホック:1〜4人)

スコアボード

フリーダムウォーズ評価ランク
中央値
46
難易度
3.38
レビュー数
63

スコアチャート フリーダムウォーズレビューチャート




0%
0-9
0%
10-19
11.1%
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23.8%
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20.6%
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17.5%
50-59
14.3%
60-69
12.7%
70-79
0%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
27%
【標準偏差】
15.7

ユーザーレビュー


このレビューだけを表示する  538人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 3pt 1pt 1pt 0pt 4pt
総合点
32pt

GOOD!

【ビジュアル】
好みは分かれると思いますが、ビジュアルデザインやキャラデザイン、コンセプトは非常に良いです。「5歩歩けば罰則」「横になって休めば罰則」など、ディストピアな雰囲気をプレイヤー自身が直接体験する事が出来ますし、画面UIもオシャレにまとまっていて、PVやデモ画面からはとても優れたゲームのように感じ取れます。

BAD/REQUEST

【操作性】
とにかくストレスを感じさせる設計です。「動きが遅い」「照準を合わせにくい」「モデリングが不自然」「キーコンフィグが出来ない」「ボタン配置の関係上、数ある動作のうち何れか1つは切り捨てなければならない」など、いくら挙げても切りが無いほど酷い操作性です。このゲームの目玉とも言える茨システム(ワイヤーアクションのようなものです)を際立たせるため徒歩及びダッシュ移動の速度を落としているのでしょうが、その茨システムがとにかく扱いにくく、ヘタに茨システムを利用しようとすれば雑魚敵から蜂の巣にされてしまうほどです。


【ストーリー】
中盤以降、設定が破綻しはじめます。
まず、このゲームのコンセプトであるディストピアな雰囲気はゲーム開始2時間ほどで全て解決されます。「5歩歩けば罰則」「横になって休めば罰則」など、プレイヤーに課せられた制限は速攻で解除され、更には「全ての制限が一切排除されたマップ」が主な活動拠点となる始末です。また、設定上で困った事があればデスノートのジェバンニ的存在が全てそれらを解決し、何もかも台無しにしてくれます。そのため、プレイヤーは移動速度の遅さ以外、何不自由する事無くフリーダムウォーズの世界を満喫する事が可能です。


【おつかいクエスト】
無駄な要素が多いです。
プレイヤーは主に「セーブなど各種設定を行う事が可能な独房」「クエスト受注の大半を占める活動制限無しのモザイク街」「スニーキングミッションを行うセルゲート」の3つを主な活動拠点とします。が、とにかくこの3つを行き交うのが「面倒」の一言で、例えば独房からモザイク街に移動しようとした場合「独房→NPCに話しかけ外へ出る→6〜8秒のロード時間→外に出る→ショートカットメニューを選択する→6から8秒のロード時間→モザイク街へ移動」と、最低でも2回はロード画面を見る事となります。また、無事モザイク街に着いたとしても、次は○○へ行けだの、次は××へ行けだの、1つのクエストを終わらせるのに何度もロード画面を眺める必要があります。


【戦闘/対雑魚敵】
このゲーム、最大の癌かと思われます。
まず、無限に沸き続ける雑魚敵が平気でハメ技を使ってきます。具体的に言いますと、ヒット硬直の際の無敵時間が時間差でしか発生しないため「攻撃が当たる→ヒット硬直が発生する→再度別の攻撃が当たる」でプレイヤーは死にます。この理不尽な展開は中盤以降が特に顕著で、一度劣勢に立たされると「プレイヤーが復活→雑魚敵が一斉にプレイヤーへ向かってくる→数の暴力でリスキルされる」が永遠と発生する始末です。結果、最終的に多くのユーザーが「自分は戦わず、仲間のNPCに雑魚敵の処理を任せる」という、戦略シミュレーションゲームに近い形の戦法を行う事でゲームを進めています。

【戦闘/対ボス敵】
こちらも中盤以降、とにかくシビアです。
まず、多くのステージで上記の雑魚敵が同時に出現します。プレイヤーは雑魚敵の攻撃を回避しながらボス敵と戦う事になるのですが、地上で戦うと雑魚敵から蜂の巣にされてしまうため、結局は安全地帯へ逃げ、終始遠距離からの攻撃に徹しつつ、仲間のNPCに適時指示を飛ばすのがメインとなります。仲間のNPCが雑魚敵を一掃すると一分間だけ雑魚敵が出現しないクールタイムが発生するため、その間は近接攻撃で攻撃する事が可能ですが、ボス敵の移動速度がプレイヤーの数倍にも及ぶため、多くの場合は追いかけ回る内に雑魚敵が復活します。


【バグ】
結論から言いますと、あります。
まず、大剣のチャージ攻撃後に何らかの条件が重なると、プレイヤーはタケコプターの如く永遠と上空に飛び続け、ステージのリタイアを余儀なくされます。また、ラスボスの一部パーツがオブジェクトに引っ掛かってそのパーツが脱出不能になったり、仲間のNPCがあり得ない位置で死んだり、ボスが別のボスの背中に飛び乗って空中浮遊したり、敵の増援が来た際に必ず発生する処理落ちしそうなラグだったり、味方のNPCがゲーム開始地点の雑魚敵を永遠と狩り続けボスの所まで移動しない、など、バグなのか仕様なのか分からない次元のものが多数存在します。

COMMENT

初期出荷本数はとても好調のようですが、それらは全てデザイナー班、広告担当、及びにウェブデザイナーの功績かと思います。PVやデモ画面を見る限りでは、とてもクソゲーとは思えませんし、何よりSCEが関わっているという事もあり、それで安心して購入したユーザーも多いのでは無いでしょうか。

しかし、蓋を開けてみれば全てが中途半端なゲームです。辛うじてゲームとしての形を保っているためクソゲーと呼ぶにも中途半端で、クソゲーと並ゲーの境界線ギリギリに位置するようなゲームです。あれだけ大々的に広告を打たなければ、クソゲーを一本掴まされたと思ってまだ納得できたかもしれませんし、クソゲーならクソゲーらしく笑えるぐらいクソならまだネタにもなったかもしれませんが、それすら許してくれないこのゲームはある意味、奇跡の一本と呼ぶに相応しい存在かもしれません。

プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
ブルーさんさん [2014/07/01 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ


このレビューだけを表示する  501人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 3pt 1pt 1pt 0pt 5pt
総合点
32pt

GOOD!

資源の枯渇した近未来の世界というディストピア的な世界観や管理者、市民、咎人という完全な縦社会における閉塞的な集団同士の戦いなど心くすぐられる設定はとても良い。

緊迫した環境や縛られる社会性も懲役システムなどで巧みに表現されていて特に「そんなことまで禁止してるの?」というところや市民からの徹底した侮蔑は世界観を生み出すためにとてもよく貢献していると感じる。
咎人という罪を背負った存在であるからこそ、危険な任務をボランティアと称して遂行させられるという動機付けも面白い。

キャラクターも多様で、メインを張るメンツは姉御肌の美人さんから小動物系少女、ナイスシルバーのおっさんからドM系青年まで様々。
声もキャラクターによくマッチしており非常に好感が持てる。

アクション部分は荊を使っての長距離移動や敵を捕縛しての転倒、仲間の救援など色々な動きが出来る上、武器の種類も豊富。
武器種ごとの動きでなく武器ごとの動きであるため、大剣の分類でもモーションがハンマー的な物と刀で異なるなど工夫されている。
またゲーム中盤からはブースターによって(限界はあるが)自分の能力を上げたり特定の敵に対して大きなダメージを与えられるようにすることもできる。

戦闘では味方はやられても自動でリスポーンする上、味方に限っては回数が無限。人数も最大で8人に出来るのでヤバくなったら味方の近くに行って回復してもらうだとか自分が持っていない武器で攻撃してもらうなんてことも可能。

BAD/REQUEST

細かいところを挙げればそれこそキリがないので大きなところだけを挙げますが、

・難易度が恐ろしく高い
アクションゲームは得意!と胸を張って言えるほどでないと詰む可能性があります。
ストーリーを進めるためのボランティアは当然のこと、クリア済みでないボランティアはアドパでもプレイ出来ません。なので「上手い人と一緒に難しいボランティアを手伝ってもらう」ということは出来ません。
また、仲間がいる前提で戦う難易度のゲームなのにストーリーに関わるボランティアにはいくつか「仲間は誰もおらず、自分一人だけで大人数を相手にしなければならない」というボランティアがあります。自分の周りではそこがネックになってストーリーを進められない人がほとんどです。
敵に関しては最初から最後まで攻撃力は変わらないものの、こちらの防御力を効果的な数値まで上げることは出来ず、HPを増やしても焼け石に水。大体2回か3回食らえばダウンしてしまいます。
敵咎人はAIも性能も非常に高く、特に後半では中身がニュータイプなのかと疑うような回避と攻撃を行ってくる上に出現するボランティアでは基本的に無限湧きという酷さ。
また、ラスボスの直前に取得できる任意のボランティアなども異様な難易度を誇るため、全ボランティアのクリアは相当なスキルが無い限りは出来ません。
というかアクションとしてのスキルでなく如何に仲間を囮にして戦闘を任せるかというメディックゲーです。

・味方が弱すぎる
前述のように高難度のこのゲームですが、それに拍車を掛けるのが味方の弱さ。
とにかく攻撃を避けません。初心者が「ん?これってヤバいんじゃないの?」と思うような攻撃ですら避けずに棒立ち。
最初の方のボランティアですら攻撃を開始してからものの10-20秒でプレイヤー以外全員がダウンもザラ、後半戦では武装のレベルを最大にしても一度のボランティアで数十回ダウンする上に即死攻撃の回避もしません。
そのAIの影響もあり、「頑張ろう!」と励ましてくれる仲間が目の前でボコボコにされる様は気分悪いですし、即死攻撃に捕まって為す術もなく握り潰されて地面にゴミのように叩き付けられるのを何度も見せつけられるのは冗談でなく本当に不愉快。
自分のアクセサリも例外でなく、分断されている状態で自分がダウンすると敵に異様な早さで回収され、相手のケージを破壊できなければ数分でその戦闘から除外+戦闘後も敵に拉致されたままで復帰しません(奪還ボランティアで取り返すことは可能ですが)。

・ストーリーとシステムの投げ槍感
前半では色々な出来事があるおかげで世界観を強く意識させてくれるのですが、突然始まるファンタジー展開や突っ込みどころ満載の謎展開に首を傾げることも多く、エンディングも超展開で困惑しました。
近未来SFアクションだと思っているとそのギャップに痛い目を見ると思います。
懲役システムも竜頭蛇尾で最初に全力ダッシュしてずっと息切れ状態。違反内容もピンキリで「なんでこれは良くてこれは駄目なの?」と首を傾げることも多々。
ボランティアも失敗すれば回収した素材などは全て没収、その上前回セーブしたポイント(リセットは許さないと言わんばかりにオートセーブがありますが)までイベントも戻されるという糞仕様。
そしてそのオートセーブのせいで武器の改良に失敗してもリセットは出来ず、アクセサリが拉致されても戦闘中にゲームを終了させない限りは元に戻せません。

COMMENT

アクションとして見るとシステムはとても面白いです。キャラクターも自分が好きなタイプを見つけられればボランティアも楽しめますし、アクセサリもストーリーの進行に応じてカスタマイズが出来るようになったりこちらに対しての態度が少しずつ変わるのは意外に頬が緩みます。
しかし、システム面での細部の作り込みが非常に甘い。テストプレイをしていれば誰もが気付くような不満点も数多く、本当にテストプレイしているのか疑問に思うレベル。
というかプロデューサー(序盤の第2コードのボランティアで苦戦しているという程度の実力)が「難しいと言う人は工夫が足りない」と行き詰まっているプレイヤーに対して(自分も出来ないのに)煽るような発言をしていたりとシフトは何かおかしいです。
難易度の高さも理詰めでの対処が全く出来ないタイプの理不尽なものであり、完全にシステムの限界との戦いになってます。
どちらかと言えば「達成感を極まらせるための難しさ」でなく「プレイヤーが投げ出すための難しさ」という方向性にしか見えません。
アップデートでユーザーの意見を反映して~というのがシフトの常套句ですが、正直未完成品のような物を売り出して後から改善して開発の評価を上げる、というのは如何なものかと思います。

長くなりましたが、以上です。
アクションゲームが苦手な人やストレスゲーは好きでないという人はやめた方がいいかもしれません。
自分はモンハンシリーズを2ndG以降1000時間以上、ゴッドイーターも600時間ほどプレイしていましたがこのゲームはやる気起きません。いくらなんでも内容がひどすぎる。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
miniska281さん [2014/07/04 掲載]

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このレビューだけを表示する  564人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 3pt 2pt 1pt 1pt 1pt 4pt
総合点
32pt

GOOD!

・設定
最初の設定はディストピアものらしく、反抗的な態度を取ったら罰則、
横になっても罰則。常に監視兼パートナーのアンドロイドが自分と共に行動し、
必要以上に歩いても罰則…とがんじがらめのスタート。
戦闘で貢献をしていくうちに得られるポイントでそれらの権利を解放して
少しずつ自由を勝ち取っていくと言う設定は、ディストピアもののスタンダードでは
あるものの、今まで似たようなゲームをやった事がありませんでした。
中盤以降は崩壊しますが、それまでは設定を楽しめました。

・アクション
荊を使った移動など、爽快感がある点は良かったと思います。
巨大な敵に貼り付いた状態で相手のパーツを一つずつ切り落として行くのは
楽しいですし、振りほどき攻撃をジャンプで離脱してかわして空中でまた相手に荊を撃って
貼り付く…など華麗なアクションを決める事ができます。
完成度はかなり低いと言わざるを得ませんが、基本部分の理念は面白いと思います。

良い所はこのくらいでしょうか…。

BAD/REQUEST

・ストーリー
ぶつ切りエンドな上に予想もしてないような陳腐な終わり方。
話の途中でデウスエクスマキナのごとく自分以外の有能な方々がことごとく
「こんなこともあろうかと」レベルで全て解決してくれます。やる事なし。
主人公は淡々と使い回しの同じ敵を処理していくミッションに従事しますが、
その中で仲間からは英雄扱いをされ、信頼も厚くなって連帯感も生まれていきます。
プレイヤーはそっちのけなのが難点です。

・設定
良い所にも書きましたが、せっかくの良い土台を全く生かせていない感じがします。
常に監視され、反抗的な態度や発言をしただけで刑期を加算される様な厳しい世界なのですが、
当の監視役の目の前1mの距離で、みんなで酒場で監視を逃れる方法を画策していたりします。
禁止区域に入るにはこうすればいいんだ!みたいな事をおおっぴらに話している時点で、
設定の根幹が崩壊している気がしました。せめて劇中で一言、酒場は
囚人達のストレス発散のために、その場だけは監視がないと言う様な説明があれば
良かっただけだと思いますけど。

・進行
ストーリーの進行のさせ方が酷過ぎます。まず○○へ行けと言われ、
そこで人に会う…それから○○へ行こうと言われ、そこへ行く…
面倒だけで時間制限も何もない迷路など、存在意義がよくわからない場所へ行かされ、
行こうと提案したNPCは「じゃあ先に行ってるから」と、ゴール地点にあらかじめ居ます。
まだ一緒に行ければ楽しいのでしょうけど、唐突にゴールにいるだけで
おまえいつ来たんだよ、と突っ込みを入れたくなる事この上ないです。
移動も最初は走ってはいけない、等の制限を付けられた上で
無意味に広いマップを歩かされます。広いのですがほぼ何もありません。
中盤からはショートカットが出来る様になるので、あそこへ行ってと言われたら
マップを開いてそこを選択してロード、そこへ行くと今度はここへ行けと言われるので
マップを開いてそこを選択してロード…と自分で行く必要があるのか不明です。
イベントで全部連続して見せてくれればいいのに…と思いました。

問題なのは、ストーリー進行がほぼ全てそれで進行すると言う事です。
画面移動の度に入る長めのロード、そしてそこに行ったりする事の意味のなさ。
何回も行ったり来たりさせられ、そこで一言二言の会話があるだけ。
その短い会話が終わるとまた別の場所へ行けと言われてそれを数回繰り返してようやく戦闘です。
恐らくストーリーよりもロード時間をボーッと眺めていた時間の方が印象的に残っていると思います。
自由度も皆無で、そうしない事には話が進みません。

戦闘以外のマップタイルは片手で数えられるほどしかなく、よくわからない見た目が全く同一の
迷路のようなもの、作中では階層が違ったり色々違う事になってるみたいなんですが
明らかに使い回しです。全部使い回しです。自分のランクが上がっていくと
高階層に住居を構えられるようになり、マップも変わっていくのかと思いきや
全てが同じです。かろうじてテクスチャだけは一定階層ごとに変わったりしますが、
構造やいるNPCはほぼ使い回し。95%が使い回しです。

ディストピアものとして見た目が殺風景なのはいいんですが、
あそこへ行けここへ行けと大量に違う場所に行かされるのに全てが同じ見た目なのは
さすがにどうかと思います。作中のキャラは違う場所と認識した上で
言っているらしいので、尚更おままごと感がひどいです。リソースの無さに関しては
近年稀に見るレベルだと思います。

・戦闘
序盤の戦闘は大型相手に色々な戦い方を楽しんだり、それなりに楽しいものでした。
中盤以降の戦闘はひどいの一言です。まず、敵キャラですがボスを除くと
大体ベースは5種類くらいしか出てきません。敵の戦闘員はほぼ全て同じ格好。
大型の人型兵器は脚が2本か4本か、と言う程度の差で、後は肩にロケットランチャーが
付いているかミサイルが付いているかシールドが付いているかレベルの使い回し。
ストーリー進行に沿って色違い敵のようなものが大量に出て来て、
耐久度と攻撃力が飛躍的に上がっているだけです。
他はクモと虎くらいしかいません。ローコスト作品の地球防衛軍シリーズですら
もっと敵の種類はいたような気がします。

中盤以降の難易度の上げ方が数で圧倒したりするだけ。
使い回しなので攻撃パターンは基本的には変わりませんし、
狩りゲーっぽい宣伝の仕方だったり、回避行動等全体的に動きがかなりもっさりだったりと
自分は「相手の動きを良く見て、パターンを覚えて回避するゲーム」だと思っていたのですが、
狭いマップの同じ箇所に大型が3体ほど出て来た時に運ゲー&ゾンビゲーだと言う事に気付きました。
うまく回避をする等と言っている場合ではありません。TPSのためFPSよりも視界は狭く、
マウスで操作してるわけでもないのでカメラスピードも限界がある以上
周囲を見渡しつつ細かく状況判断をする、と言う余裕が乱戦時にはありません。
3体の大型敵が同時に突進してきたりすると、文字通り回避の余地はなく、
それらが即死攻撃でない事を祈るばかりです。

基本的に自分のパートナーであるアクセサリは1分に一回くらいは死んでますし、
仲間もそのくらいの頻度で死んでいます。とにかく仲間を復活させるのが鍵なシステムで、
それをやらない事には全く以て満足に戦えません。
自分自身はある程度腕前が上がる事により死ににくくはなりますが…
PvPを意識したシステムのため自分の防御力や体力を上げる手段はごく一部の
装備品(攻撃力アップ等の選択肢と引き換え)のみで、それも気休め程度に上がるだけです。

敵は即死攻撃もしてきますし、基本的に中盤以降は二発もらったら死ぬ感じが
延々と続きます。延々と復活を繰り返してゾンビアタックをするゲームです。

敵の攻撃も単体でも回避がとても難しいものも多く、
肩のミサイルポッドに貼り付いてミサイルを封じようと攻撃していたら、
そのミサイルポッドから発射されたミサイルが180度曲がってヒット、たたき落される
と言う事はよくあります。あのホーミング性に関しては、ミサイルを瞬間エイムで狙って
銃でたたき落す以外の回避がほぼできません…。

基本は圧倒的な大型に対して多対一で攻める、そう言うのを楽しむゲームだと思っていましたが
敵を倒したと思ったら次々に出て来る敵の増援、ミッションの撃破目標が
「他の敵は無視しても良い」と明示されているにも関わらず、そこまでの全部の敵を
倒し切らないとそもそも出て来ない等、ストレスが溜まりっぱなしになります。

恐らくこのゲームはVITAのコントローラでエイムが苦手な方にはかなりの難易度になると
思います。自分は結構この手のゲームが得意だと思うのですが、それでも
苦労はします。攻撃を当てられるようになってからがスタートなのに、
まずライトユーザーにはそこが難しいのでは…と思わせるような作り。

当たり判定や無敵回避、操作感などの点でも色々荒削りと言うか
テストすらしてないのでは、と思わせる不具合だらけです。

一発でもかすればやられモーションのまま復帰できずに食らい続けて死ぬ火炎放射器。
小剣のコンボもまともに食らうと即死です。相手のNPCは大型敵よりも余程タチが悪く、
大型敵が明確な攻略法があるのに対して、敵NPCは自分達と同じ銃器で武装し、
まるで疑似対人戦のような同条件での戦いを強いられます。これも銃が少しかすったら
ほぼ死ぬ威力な上に、数でこちらを遥かに上回る上に凄まじい精度で正確に射撃をしてきます。
かなりのスピードで走り回っていれば当たりませんが、少しでも立ち止まっていると
一瞬で死にます。そう言うゲームでしたっけこれ。
ちなみにVITAコントローラで最速で動き回りつつ精密なエイムをして敵を片付ける、と言うのは
FPS等に慣れている自分でもかなり難しいと思いました。

基本的にやられモーションやそこからの復帰、ダウンからの起き上がりなど
調整を全く行っていないのでは、と思わせる要素ばかりで
ダウンから起き上がりに大型の攻撃が重なって、こちらが操作可能になる前に
食らって死ぬ等日常茶飯事、ひるんだ所に攻撃が重なって…など。
あくまでこれは対人戦ではなくて対CPU戦であって、ストーリーバトルです。
対人要素を省けばもっと無敵もあり、回避も素早くできたのかなと言う所ですね。
せっかく回復アイテムもあるのに、あまりに死ぬ>蘇生のサイクルが早いために
体力が減っていたら死んで復活すれば回復するからわざと死のうと言う思想まで生まれました。
これが開発がプレイヤーに楽しんでもらいたいと思った上でのバランスなのであれば、
もうちょっと一般的に良く出来ていると言われているゲームでも実際にやってみた方が良いと思います。
戦闘中の復活がイザと言う時の救済措置になっているのは普通ですが、
それが必須で救済措置を駆使して進むゲームを作ろうとする意図がわかりません。

個人的には対人戦闘と対CPU戦闘を同条件下でやろうとして、
お互いバランスが取れていると言う作品をあまり見た事がありませんが
何故そんな難易度の高い事をしようと思ったのでしょう。
そのせいで一人プレイが苦痛になると言う正に元も子もない状況になっています。

また、マップも非常に少なく、体感では4-5種類かな?と言う印象を受けました。
ボス戦などのただの箱みたいなマップも含めてですので、かなり少ない感じがします。
廃墟での戦闘っぽい所は荊を使った三次元戦闘を存分に楽しめるかと思いきや、
至る所に見えない壁が設置されており、実際に通れたり登ったりできる建物は
ごくわずかです。恐らく敵に対して高所の安全地帯が発生しやすくなってしまうがための
処置だとは思うのですが、三次元戦闘を売りにしている上では
本末転倒な気がします。箱もののマップで、3Dで三次元戦闘を売りにしておいて
マップ領域の端以外で、天井にもすぐそこに見えている建物にも見えない壁が設置されていて、
ごく一部以外登ったりすらできないと言うゲームは初めて見ました。

色々な所を含めてこれで発売する気によくなった、と言う感じがします。
何とかようやくゲームとしての体を成した、と言った所の完成度でしょうか。
普通ならこれから練り込む所ですが、かなりの見切り発車だと思います。

よく遊んだ上で感じられる調整の甘さや細かいほころびなどではなく、
少し遊んだらすぐ気付く程度の色々な問題点が多すぎるので、
恐らく開発期間等の問題もあったのでしょうが、フルプライスで売るゲームでは
なかったと思います。テストプレイは恐らく一度もやられていないでしょう。
皮肉ですが、それくらい未調整と言う事です。

COMMENT

まず、共闘を強調しておきながらインフラストラクチャが未実装のまま
発売してしまった事が問題だと思います。

開発の方の発言によると夏休み中にはアップデート予定らしいですが、
発売から1ヶ月以上も放置されたらその後でオンラインでやろうと言う人はかなり少ないのでは…。
近所に住む友人や職場や学校等の友人と示し合わせて一緒に買わない限り、
共闘プレイは今の所楽しめないと言う事ですね。

アドホックパーティーにすら未対応で、
ネットでも協力プレイをしてみたと言う報告があまりありません。
ネットユーザーの平均年齢が高いせいだとも思いますが…。

難易度が高く、万人向けでないと思うのでそこに協力プレイを持ち込めれば
うまい人に手伝ってもらえる…と言う構造に期待をしたのですが、
現状、一人でクリアしていないステージは協力プレイすら出来ないと言う仕様のため
本当に開発の意図が見えません。延々ともうクリア済みのステージを
友達とレア素材のために回すためだけに協力プレイがあるのでしょうか?

偉そうな物言いですが、開発の方はこのような状態で発売してしまった事を
猛省して、少しでも改善できるようにアップデートに全力を注いでもらいたいものです。
自分は一ヶ月くらい経ったらまた起動して、色々な不具合が修正されていなかったら
データを消そうと思います。

プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
木刀魔人さん [2014/07/11 掲載]

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このレビューだけを表示する  505人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 2pt 0pt 0pt 5pt
総合点
32pt

GOOD!

・世界観
 ・牢獄と言う斬新な設定
・キャラクリ
 ・瞳の色を左右別々に出来る
 ・細かい体型の設定が可能
 ・同じく細かい髪の色の設定
・戦闘アクション
 ・荊による立体起動
 ・溶断などの戦闘アクション

BAD/REQUEST

・敵キャラ
 ・ハメが異常に多い
 ・アブダクターが硬いし速い
 ・最強の雑魚敵、突進や神エイム
 ・せっかくの戦闘アクションを邪魔するクソバランス
・ボランティア
 ・市民奪還が上記のこともあって不快要素になっている
 ・敵の硬さや数とボランティア規定時刻が合ってない(特に6-5)
 ・数が少ない
・システム
 ・武器強化に時間をつける意味不明なシステム
 ・仲間の強化にすら自分の貢献度をつかう
 ・上記の敵キャラの割にガードはないし回避も役に立たない
 ・アクセサリを早く助けなければ敵に捕まる。しかもよく死ぬ
 ・市民も同じ
 ・上記のこと等ボランティア中やることが多すぎて結局なにも出来ない
 ・これらを引き立たせるNPCの低脳AI

COMMENT

残念の一言につきる。余計なものを入れなければ神ゲーになり得たのに期待していた人達を裏切る結果になった。
緩ゲー過ぎるのも駄目だが難しすぎるのも駄目。クソゲーと言うより不快ゲー、難易度=理不尽さ、と履き違えたことが一番の失敗点。
個人的にここまで糞だった狩ゲーは無い

プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
アババさん [2014/08/16 掲載]

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このレビューだけを表示する  552人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 1pt 1pt 1pt 3pt
総合点
31pt

GOOD!

茨アクション楽しいです
狩りゲーで銃を撃てるのはいいと思います
キャラメイクは体までいじれるのはグッドです
アクセサリかわいいです
難易度ですが、たしかに難しいですが、クリアできないほど難しくはありません

BAD/REQUEST

いろいろありますがとりあえずいくつか

ストーリーが未完なのは擁護できません
懲役1000000年などといった設定がまったくいかせてないのもどうかとおもいます
戦闘バランスは調整不足感が否めません
ボリューム少ないです
近接武器が銃に比べるともっさりしすぎなうえ弱い気がします
敵の種類少ないです
武器改良システムが真面目にやろうとすると運ゲーすぎてやってられないです
たとえるなら麻雀で国士無双だけを狙うような感じです
敵のAIは優秀なのに、味方のAIが弱すぎます

そのほかにもいろいろと気になる点が多々ありますがキリがないのでこのへんで

COMMENT

遊べなくはないです。何もかもがダメな真のクソゲーではないです。
ただ明らかに調整不足ですし、5000円分の価値があるとは思えません。
現在インフラが導入されていませんが、これが導入されたら評価も変わるかもしれません

もしも気になる人がいるなら、インフラの導入や、アップデートが何回かされた後に、もう一度評価を見て、そのとき高評価になっていたら買えばいいと思います。
もしくは中古で2000円くらいになってからでいいです。
現状ではとてもフルプライスで売っていい完成度ではないです。

プレイ時間:100時間以上(クリア済)
くるくるさん [2014/07/21 掲載]

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【PSVita】フリーダムウォーズ
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総評として該当ソフトの感想・自分の嗜好・プレイ環境や購入動機等

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点数に関する注意事項

ソフトに対する満足度に関わらず、項目に沿った判断で採点して下さい。 総合点計算機計算機
「廉価版や中古により、定価より安く買えた」「高く売れたから」などの理由で”加点”するのは禁止となっています


独自性。過去にない斬新なアイデア

綺麗な画像、ムービー、キャラクターなど

BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

ゲームバランス、操作性や分かりやすさなど

プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

「フリーダムウォーズ」の”特徴”や、”良い”と思ったものにチェックして下さい。

  • どんな人にも向いている
  • プレイヤーで好みが分かれるソフト
  • ファンを対象としているソフト
  • 初心者でも無理なく楽しめるソフト
  • 女性を対象にしたゲーム
  • 昔のプレイヤーを対象とにしているソフト
  • キャラクターが魅力的
  • リアリティな演出
  • ストーリーがよく練られている
  • ゲームのシステムが優れている
  • 爽快感抜群でストレス発散できる
  • ユーザー同士で楽しめる
  • 緊張感のあるゲーム
  • 対戦が燃える!
  • 自分の好きなように遊べる
  • 攻略情報を参照してプレイすると楽しめる
  • 細かい操作が求められている
  • 続編物で前作のプレイを推奨
  • オンラインが楽しめる
  • やればやるほど隠された楽しさが出てくる
  • 手先よりも頭を使うゲーム
  • 少しの時間で楽しめる(息抜き)
  • 長い時間楽しめる(やり込み)
  • 特に秀でたところはない…

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お知らせ
Switch mk2(Switchゲームレビューサイト。皆さまの投稿お待ちしております!)
2022/11/13更新 (2022/11/12投稿分まで掲載)
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三國志12 with パワーアップキット

2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
オーディンスフィア レイヴスラシル
三國志12 with パワーアップキット

2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
KILLZONE: MERCENARY(キルゾーン マーセナリー)
忍道2 散華

2020/03/06更新 (2020/03/05投稿分まで掲載)
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2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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